トイレ交換の費用はどのくらい?種類や工事で変わる相場をチェック!
「トイレを交換したいけれど、まずは費用相場を知りたい」と思っている方いませんか?トイレ交換にかかる費用は、トイレ本体と便座の種類で決まり、工事する範囲もポイントになります。
この記事では、トイレの種類別の費用相場をご紹介しながら、必要な工事についてわかりやすく解説していきます。
人気のある型や便座もご紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
トイレを交換する前に知っておきたいこと
トイレの交換費用は、主にトイレ本体の型と便座の機能によって変わるため、まずは本体と便座の種類を押さえておきましょう。
トイレ本体の種類
トイレの本体は、主に以下の3つに分けられます。
組み合わせ型 | タンク・便器・便座が別々になっていて、組み合わせていくタイプ |
タンク一体型 | タンク・便器・便座が一体になっているタイプ |
タンクレス型 | タンクがなく便器が水道に直結していて、便器と便座が一体になっているタイプ |
組み合わせ型は、便器の後ろにタンクがある従来型のトイレを指します。好きなメーカーや機能の便座を自由に組み合わせられる良さがあり、現在も人気の高いタイプです。
タンク一体型は、組み合わせ型に備えられたパーツがすべてつながっているトイレで、すっきりとした形状に定評があります。
そして、ここ数年人気が高まっているのがタンクレス型。タンクがないため見た目がスタイリッシュで、省スペースで配置できる点が特徴です。
組み合わせ型を選ばれる方が5割、タンク一体型が3割、タンクレス型が2割といった感じです。
続いて、それぞれのメリットとデメリットを見てみましょう。
種類 | メリット | デメリット |
組み合わせ型 | ・好みの便座を選べる ・便座のみの交換が可能 ・価格が安い | ・スペースが必要 ・掃除に手間がかかる ・デザイン性がやや劣る |
タンク一体型 | ・デザインがすっきりしている ・掃除がしやすい | ・便座が壊れたら、 すべて交換する必要がある |
タンクレス型 | ・デザイン性に優れている ・省スペース ・掃除がしやすい | ・タンクがないため、 別に手洗い場を設ける必要がある ・価格が高め |
便座の自由度、掃除のしやすさ、スペース、デザインのどれを優先するかがポイントです!
便座の種類
便座の種類は、主に以下の3つです。
普通便座 | 特別な機能がないシンプルなタイプ |
暖房便座 | 便座にヒーターが付いているタイプ |
温水洗浄便座 | 便座にヒーターとビデ洗浄などのシャワー機能があるタイプ |
普通便座はフタと便座だけのノーマルな便座のため、家電量販店などでは1,980円ほどで販売されていることもあります。座れればOKという方はこちらでもよいかもしれません。
現在は機能付き便座が圧倒的に人気です。当社でも9割以上のお客様が温水洗浄便座を選ばれています。
トイレの本体は組み合わせ型、便座は温水洗浄便座というセットが一番多く選ばれています。
トイレの交換にかかる費用相場
トイレを交換するときは、「本体購入費用」に加えて「工事費用」もかかります。トイレ交換で行う作業・工事は以下のとおりです。
必要な工事 | 作業内容 |
古いトイレの撤去作業 | 古いトイレの解体、処分のための運搬 |
新しいトイレの設置工事 | 新しいトイレを取り付ける工事 |
給排水の接続工事 | 新しいトイレに給水と排水を接続する工事 |
トイレ交換のみの場合は、基本的にこの3つの作業・工事で完了します。
トイレ本体の費用相場
それでは、それぞれの費用相場を見ていきます。まずは、トイレ本体の購入にかかる費用相場です。
種類 | 費用相場 |
組み合わせ型 | 15万円~20万円 (便座費用5万円含む) |
タンク一体型 | 17・18万~23万円 |
タンクレス型 | 30~35万円 |
同じ型でも便座のグレードによって価格幅があります。次の項目で見ていきましょう。
便座の費用相場
一番多く選ばれている温水洗浄便座も、機能によってグレードがあります。たとえば、センサーでフタが開閉したり、後ろを向かなくてもリモコンで流せたりなど。
グレードによる価格幅と費用相場は以下のとおりです。
項目 | 費用相場 |
温水洗浄便座 全体の価格幅 | 5万円〜15万円 |
年代別の費用相場 | 50代〜60代:8万円程度 70代〜80代:5万円程度 |
トイレ交換のご依頼は、家を建てて15年くらいの方からの問い合わせが多く、年代層としては50〜60代の方が中心。平均して8万円くらいの温水洗浄便座を選ばれています。
一方、70〜80代の方は5万円前後で、比較的機能がシンプルなタイプを選ばれている印象です。
価格が高いほど機能は充実していますが、使う方がその機能を使いこなせるかがポイントです。
工事の費用相場
工事費用は、トイレの交換のみか、それ以外の工事も必要かによって費用が異なります。
工事の種類 | 費用相場 |
トイレの交換のみ | 3万円(トイレ本体・便座の種類に関わらず) |
床の張り替えも含む | 4.5万円〜5万円 |
配管の移設工事も含む | 5万円 |
コンセントの増設工事も含む | 4万円〜5万円 |
15年くらい使用したトイレを新しく交換するときの工事費用は3万円程度です。ほとんどの方がこれに該当します。
グレードは別として、トイレの本体と温水洗浄便座で15万円、交換工事費で3万円、合計18万円あればトイレ交換が叶うイメージです。
また、多くの方が工事費は3万円程度に収まりますが、3万円以上かかるケースもあります。
床の張り替えを希望された場合や、フランジと呼ばれるトイレと床の接合部分が朽ちていた場合は、プラス1.5〜2万円ほどかかります。床材がフローリングの場合は、これ以上かかるので事前に確認しましょう。
新しいトイレを設置する際、もともとある給水管が障害になってしまうことがあり、その場合は配管の移設工事費として2万円程度かかります。
また、普通便座から温水洗浄便座などにしたケースで、コンセントの増設が必要になった場合は、電気工事費として約1〜2万円必要になります。
和式から洋式に換える場合、内装や床の段差などすべてリフォームすることになるので、半坪ほどの広さのトイレで40万円程度かかります。
トイレ交換を依頼するにあたって注意しておきたいポイント
ここでは、リフォーム会社に依頼するときに注意したいポイントをお伝えします。
見積書の内容
見積書を見るときは、1つ1つの工事がきちんと明記されているかをチェックしてください。
「工事一式」などと書かれている場合は、必要な工事が省かれてしまったり、後から追加費用を請求されたりする可能性も否めません。
また、トイレ本体や便座の型番・定価が明記されているかも大切。トイレは似たような見た目の商品が多いため、認識違いが生まれやすい商品でもあります。
商品の詳細が書かれていれば、お客様自身でカタログと照らし合わせることができて安心です。
希望通りの内容になっているか、ちゃんとチェックすることが大事なんですね。
リフォームの理由をきちんと聞いてくれるか
トイレを交換したい理由をきちんと聞いてくれるかもポイントです。その理由によって、適切な商品が変わってきます。
たとえば、トイレのにおいが気になる場合は脱臭機能付きの便座を。男の子が多いご家庭で汚れが気になるようなら、汚れが落ちやすい壁紙などを選ぶなど。
悩みや相談内容によって、満足度の高いリフォームは変わります。
ただトイレを交換するだけでなく、悩みを解決できるリフォームにしたいですね。
トイレ交換費用まとめ
トイレの種類と交換にかかる費用についてご紹介しました。費用目安が分かると、リフォーム会社に相談しやすくなりますよね。
トイレは消耗品です。不具合が生じて突然使えなくなってしまった、なんてことにならないよう、「そろそろ交換時期かな」と思ったら、早めに検討することをおすすめします。
鈴与ホームパルでは、今、何に困っているのか、どんな家族構成なのか、ご予算はどの程度にしたいかなどを丁寧にヒアリングし、お客様の想像を上回るリフォームを目指しています。
機能面や費用面はもちろん、たとえばペーパーホルダーであれば、ちょっとしたものが置けるもの、インテリア性に優れたものなどをご提案。少しでも素敵なトイレ空間になるようなお手伝いもさせていただきます。
これまで多数のトイレ交換を担当させていただきました。不安に思うことがありましたら、遠慮せずに担当者にお尋ねくださいね。
トイレの交換時期についてまとめた記事もありますので、気になる方は参考にしてみてくださいね。
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トイレの交換時期の目安は?みんなが交換するタイミングや工期をご紹介
この記事のポイント | ・トイレの交換費用は、主にトイレ本体の型と便座の機能によって変わる ・多く選ばれているのは、組み合わせ型の本体と温水洗浄便座のセット ・トイレ交換費用としては18万円前後が相場になる |