COLUMNリフォーム豆知識
トイレ 2024.07.26

トイレリフォームで手洗い器を設置したい!ポイントや費用目安を解説

トイレリフォームで手洗い器を設置したい!ポイントや費用目安を解説

トイレリフォームの際に、手洗い器の設置を検討している方も多いでしょう。
「手洗い器をつけたいけど、スペースが足りない」「配管工事はできるのか?」など、疑問も多いと思います。

この記事では、手洗い付きトイレリフォームの際に確認すべきポイントや、手洗い器の種類、費用について詳しく解説します。リフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

まず手洗い付きのトイレリフォームができるか確認しよう

トイレリフォームで手洗い器の設置を検討している場合は、まず、以下の2点を確認しましょう

・トイレと手洗い器を別で設置する場合にスペースがあるか?
・給排水の配管工事は可能か?

それぞれ解説します。

トイレと手洗い器を別で設置する場合にスペースがあるか?

トイレと手洗い器を別で設置したい場合は、タオル掛けなどの付属品を含め十分なスペースがあるか確認する必要があります。トイレの室内サイズが0.4坪(幅80cm×奥行き120cm)程度より小さい場合、手洗い器の設置は難しいでしょう。

また、人の出入りを考慮すると、トイレから壁までの奥行きは50cmは確保したいところです。手洗い器の設置がトイレの出入りに影響が出ると使いづらくなるため、ドアの位置や開閉状況も含めて確認してください。

給排水の配管工事は可能か?

トイレ本体とは別で独立型の手洗い器を設置する際には、手洗い器用に給排水の配管工事が必要です。この配管工事の可否によって、選べるトイレや手洗い器の種類、リフォームにかかる時間が変わってきます

特にマンションの場合は、配管スペースによっては工事ができない可能性があります。配管工事をせずに設置できるタイプの手洗い器も登場しているため、配管工事ができない場合でも手洗い器の設置自体は可能です。

配管工事の可否含めて、詳細はリフォーム会社に相談してみると良いでしょう。

トイレの手洗い器の種類とメリット・デメリット

トイレの手洗い器には、次の2種類があります。

・トイレタンクと一体型
・独立型(交換・後付け)

それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、自分に合ったタイプを選びましょう。

トイレタンクと一体型

画像引用:GG/GG-800 | トイレ(ウォシュレット・温水洗浄便座・便座・便器・トイレ収納) | 商品情報 | TOTO株式会社

このタイプは、トイレタンクと手洗器が一体になっているため、手洗い器用に配管工事の必要がありません

昔から一般的に使用されているタイプであり、住環境により配管工事ができない場合や、トイレのスペースが狭い場合でも設置することが可能です。

リフォーム前からタンクと手洗い器が一体型のトイレを使用している場合は、同様のタイプに交換する人が多いでしょう。

メリット・トイレの水を流すと同時に手洗い用の水も流れためすぐに手を洗える
・電気を使わずに水を流せるため停電時も使用できる
・タンク付きトイレの場合は、温水洗浄便座が故障した際に便座のみ交換ができる
デメリット・手洗い器がタンクの上にあるため、お子様など背の低い方が使いづらい
・タンクレストイレに比べて大量の水を使用するため水道代が高くなる
・タンク付きの場合は定期的にタンクの中を掃除する必要がある

独立型(交換・後付け)

独立型は、トイレと別で設置するタイプの手洗い器で、交換はもちろん後付け設置も可能です。給排水の配管工事の可否により、選べるトイレや手洗い器の種類、リフォームにかかる時間が異なります。なお、耐震用など筋交いを用いた壁の場合は、埋め込み型の手洗い器は設置できません。

独立型のメリットとデメリットは、以下のとおりです。

メリット・手を洗う際に水量をコントロールできるため水はねしづらい
・タンクレストイレにすることでトイレ空間が広々とした印象になる
・手洗い器の種類は豊富にあり、タンクと一体型に比べて空間がおしゃれになる
・給排水の配管工事を行う場合は、手すりをつけるなど他のリフォームも一緒に行いやすい
デメリット・トイレとは別で手洗い器を設置するためスペースによって設置できる物が限られる
・給排水の配管工事ができない場合、選べるトイレの種類が限られる
・デザイン重視で手洗い器を選ぶと使いづらくなる場合がある(洗いにくい・水はねする)

また、独立型の手洗い器は、以下の3タイプに分けることができます。

・手洗い器のみ
・手洗い器+カウンター
・手洗い器+収納

それぞれ見ていきましょう。

手洗い器のみ

画像引用:LIXIL | トイレ | トイレ手洗い | オールインワン手洗 | 施工イメージ

カウンターや収納は付随しておらず、手洗い器のみを壁面に設置するものであり、独立型の中では最もコンパクトなタイプです。

トイレとは別で手洗い器を設置したいが、室内スペースがあまり広くない際に適しており、コーナーを活用するなど設置方法もさまざまです。

手洗い器+カウンター

画像引用:プラン事例集 | 住まいの設備と建材 | Panasonic

壁に取り付けたカウンターの上に手洗い器を設置するタイプです。カウンターと洗面ボウルの組み合わせを選べるため、好みの空間に仕上げられます。

カウンターの長さはさまざまありますが、上下よりも左右にスペースが必要となるでしょう。

手洗い器+収納

画像引用:LIXIL | トイレ | トイレ手洗い | キャパシア

手洗い器の下が収納スペースになっているタイプです。トイレ内の備品をしまえて便利です。独立型の中では最もスペースが必要になりますが、収納部分の大きさや設置箇所(トイレ横や背面)は選べます。

手洗い器と収納が一体型になっているため、内装の統一感を出しやすい特徴があります。

手洗い付きトイレリフォームの費用目安

リフォーム内容費用目安(工事費含む)
組み合わせ型トイレ+手洗い器30~33万円
タンク一体型トイレ+手洗い器38~56万円
タンクレストイレ+手洗い器50~68万円

トイレリフォームで手洗い器を付ける場合は、給排水の配管工事の可否、選ぶトイレの種類によって価格の変動が出るでしょう。手洗い器のみを後付けする場合は、手洗い器と工事費のみが発生します。

手洗い付きトイレリフォームのまとめ

この記事では、手洗い付きトイレリフォームの際に検討すべきポイントや、手洗い器の種類、費用について詳しく解説しました。

トイレリフォームの際に、手洗い器の設置を検討されている方も多いのではないでしょうか。実際に鈴与ホームパルにご相談いただく方も、「トイレが古くなったので交換したい」「古い手洗い器を撤去したい」といったきっかけから、トイレ交換と手洗い器について検討するケースは多いです。

手洗い付きトイレリフォームの費用は、使用するトイレの種類や手洗い器の種類、配管工事の有無によって大きく変わります。リフォーム会社に相談して、予算に合ったプランを見つけることが大切です。

トイレリフォームを検討されている方は、鈴与ホームパルにご相談ください。現状のお悩みをお伺いしながら、お客様に最適なプランを提案いたします。

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