トイレ交換にかかる時間を工事別に紹介!全体の流れを理解してリフォームをしよう
1日に何度も利用するトイレは最も身近な住宅設備です。工事中はトイレを使えなくなるため、「どのくらいの時間でトイレ交換はできるのか」「内装も変える場合は何日もかかるの?」など、時間や日数について不安に感じている方は少なくありません。
そこで今回は、トイレの交換・リフォームにかかる時間を工事別に詳しく解説します。併せて、トイレリフォームの流れやよくある質問もまとめたので、トイレ交換を検討されている方はぜひチェックしてみてください。
【工事別】トイレの交換にかかる時間
トイレ交換にかかる時間は、「便座のみの交換」「トイレ本体の交換」「トイレ本体の交換と合わせて床や壁など内装も変える」場合とで異なります。それぞれの工事にかかる所要時間を見ていきましょう。
便座のみ交換
便器はそのままで、便座だけを交換するときの工事時間の目安は1時間程度です。
ただし、普通便座から温水洗浄便座などにする場合はコンセントが必要です。トイレ室内にコンセントがない場合はコンセントの増設工事を行なうため、プラス30分程度かかります。
なお、分離型・組み合わせトイレは便座のみの交換ができますが、タンクレストイレや一体型トイレは便座のみの交換はできません。
工事時間は長くても1時間30分くらいなので、工事中にトイレが使えない不安も少なくて済むでしょう。
トイレ本体の交換
トイレ本体を交換する場合は、既存のトイレと交換後のトイレのタイプによってかかる時間が変わります。
工事内容 | 交換にかかる時間(目安) |
洋式から洋式 | 2~3時間 |
洋式トイレからシステムトイレ (収納棚や専用の手洗器を設置できるトイレ) | 半日~1日 |
和式から洋式 | 2~5日 |
システムトイレとは、便器・収納・手洗器カウンターなどをパッケージ化したトイレのこと。便器背面のキャビネットにタンクを隠せるため、タンクレストイレのような見た目になります。
上記のとおり一般的な洋式トイレのリフォームであれば、短くて2時間程度、長くても1日程度想定しておけば問題ありません。ただし、タンク式トイレからタンクレストイレへ交換する場合は配管工事が必要になるケースがあり、その場合は1日以上かかることもあります。
和式トイレから洋式トイレへの交換は、短くて2日、長くて5日程度かかります。和式トイレは埋め込み式になっているほか、床に段差があることがほとんどですから、床や壁の工事も必要になるためです。
また、和式と洋式とでは給排水管の位置が異なることが多く、古いトイレの場合は配管の劣化が見られることも。給排水管の新設・交換工事が必要になるケースもあります。
トイレ本体の交換と内装工事
洋式トイレから洋式トイレに交換+内装工事をする場合は、工事の内容を問わず半日〜1日程度が目安です。
トイレの内装工事では主に、床材や壁紙の張り替え、換気扇の交換、収納や手洗器の新設または交換などを行います。床材が剥がれにくい場合などは時間を要しますが、基本的にはどんな工事でも1日で終わることがほとんどです。
床や壁の張り替えは、便器を外した状態で施工するとキレイに仕上がるため、トイレ交換と同時に行うことをおすすめします。
壁や床が一新されると、トイレ空間の印象がガラリと変わります!
トイレリフォームの流れ
業者に相談してから引き渡しまでの流れも押さえておくと安心です。トイレリフォームは、一般的に以下のような流れで進みます。
【洋式トイレから洋式トイレに交換する場合】
1. 業者に問い合わせ・相談
2. 現地調査・打ち合わせ
3. 提案・見積もりの提示
4. 契約
5. 工事開始
・養成
・取り外しと撤去
・給排水工事(必要な場合)
・コンセントの増設(必要な場合)
・内装工事(希望した場合)
・新しいトイレの設置、配管の接続
6. 内装工事(希望した場合)
7. 新しいトイレの設置、配管の接続
8. 工事開始
9. 引き渡し
相談から引き渡しまでにかかる期間は、1週間~10日ほどが目安です。
ただし、希望する製品(トイレ本体)をすぐに用意でき、職人さんのスケジュールを押さえられれば即日工事が可能な場合も。相談から契約までを1日で済ませられれば、最短2日で終えられることもあります。
また、依頼する業者を選ぶときは、以下の点をチェックすることをおすすめします。
・工事費用が明確か
・現地調査をきちんと行なってくれるか
・トイレリフォームの実績はあるか
・口コミの評判はどうか など
トイレ交換の依頼先に迷われている方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
トイレ交換はどこに頼む?業者選びで失敗しないためのポイントを解説>>
トイレ交換に関するよくある疑問
トイレ交換・リフォームの際、お客様からよくご質問を受けるのが「工事中のトイレの使用」と「トイレ交換にかかる費用」についてです。いずれも大切なポイントなので、最後にまとめてご紹介します。
リフォーム中にトイレを使用したい場合はどうしたらいい?
住宅内にトイレが2つ以上ある場合は、いずれかを使用していただくことになります。すべてのトイレを工事する場合も、どれかは使用できるように工事の段取りを取るのでご安心ください。
トイレが1つで工事に1日以上かかる場合は、希望に応じて仮設トイレをご用意します。
一方、工事が1日未満の場合は、仮設トイレを設置することはほとんどありません。仮設トイレの設置にも費用がかかるため、工事前に済ませておくか、必要に応じて近くの公衆トイレなどをご利用いただくケースが多いです。
上記は鈴与ホームパルの場合です。詳細は依頼する業者に確認しましょう。
トイレ交換にかかる費用はどのくらい?
トイレ本体の相場が15~50万円、トイレ本体の交換にかかる工事費の相場は3万円程度です。したがって、トイレ交換にかかる費用は工事費よりもトイレ本体の価格が左右します。
ただし、給排水管が錆によって水圧が下がっていたり、内部で水漏れが発生して床が傷んでいたりする場合は、それに応じた工事が必要です。その分費用がかかるため、不具合のある箇所については現地調査の際にしっかり確認することが大切です。
トイレ本体の価格は、タンクレストイレ、タンク一体型、組み合わせ型の順に高い傾向にあります。
トイレ交換の費用相場については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
トイレ交換の費用はどのくらい?種類や工事で変わる相場をチェック!>>
トイレ交換にかかる時間まとめ
トイレ交換・リフォームにかかる時間について解説しました。工事内容としては、経年劣化などで洋式トイレを新しい洋式トイレに交換されるケースが多く、その場合は2〜3時間で工事を終えられるため、ストレスを感じることも少ないでしょう。
一方、和式から洋式に変える場合は相応の日数を要します。しかし、ご家族が高齢になってきて和式トレイでは負担が大きいと感じる場合は、思い切ってリフォームに着手されることをおすすめします。トイレの利便性が格段に上がり、暮らしの質もアップします。
鈴与ホームパルでは、トイレ交換の事例をホームページで公開しています。また、不安や疑問点がある場合は遠慮なくお尋ねください。リフォームアドバイザーが丁寧に対応させていただきます。