トイレの主要メーカー4社を比較!リフォームにおすすめの商品は?
トイレのリフォームをする際、どのメーカーや商品を選べばいいのか迷いますよね。シルエットやサイズ、機能性の高さ、掃除のしやすさなど、選択基準は数多くあります。
色や形を重視したい場合はデザイン性の優れたメーカーを選ぶなど、一番重視したいことを決めることで、どのメーカーか、どのトイレにするのか選ぶことができます。
この記事では、各メーカーの特徴や人気商品などをまとめました。トイレ選びにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
【2022年度最新】トイレリフォームのメーカー4社一覧
ここからは、おすすめのトイレメーカー4社をご紹介します。取り上げるメーカーは以下になります。メーカーにどういった特徴があるのか、選ばれることが多い商品をピックアップしました。
・TOTO
・LIXIL(INAX)
・Panasonic
・タカラスタンダード
TOTO
メーカーの特徴
トイレのメーカーといえばTOTOを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。日本でのシェア率が高いトイレメーカーです。
TOTOのトイレは、節水・節電機能が充実しています。たとえば、渦をまく「トルネード洗浄」。かつて、1回あたり平均8L~13Lもの水が使われていましたが、現在は3.8Lと使用する水の量を抑えられます。現在使用しているタイプにもよりますが、年間5,000円~15,000円の節約が期待できます。
また、水だけでなく電気も賢く使います。節電機能はトイレの種類によって異なり、大きくわけて3つのタイプがあります。どの機能も自分の生活リズムに合わせて設定できるため、活用しやすい機能といえるでしょう。
節電機能 | 概要 |
タイマー節電 | 自分で節電する時間(便座ヒーターを切る時間)を設定できる |
おまかせ節電 | ウォシュレットをあまり使わない時間帯を学習し、自動で便座温度を抑える |
スーパーおまかせ節電 | ウォシュレットを全く使わない時間を学習し、自動で便座ヒーターを切って節電します |
人気の商品
【ネオレスト:タンクレス型】
タンクレス型の場合、スタイリッシュなデザインのものが多いのですが、ネオレストは角が少ないデザインに仕上がっているのが特徴です。
また、トイレを使うたびに「きれい除菌水」という水を便器の中やノズルに吹きかける機能を搭載。「きれい除菌水」は、水に含まれる塩化物イオンを電気分解して作られる除菌成分のことで、洗剤や薬品は使われていないため、身体にも環境にも優しいです。
陶器表面はナノレベルになめらかで凹凸がないため、汚れがツルッと落ち、お手入れも簡単です。
【ピュアレスト:タンク一体型】
ピュアレストは、楕円形で凸凹を削ぎ落したやわらかなデザインが特徴のトイレです。タンクの高さが従来品より6cmコンパクトになっているため、狭い空間でもスッキリとした印象を与えられます。
タンクに手洗いボウルが付いているものと、付いていない2つのパターンから選べます。手洗いボウルは深めで、手が洗いやすく水滴も飛び散りにくい形状になっています。
また、「トルネード洗浄」や「きれい除菌水」といった機能はネオレスト、ピュアレストのどちらのトイレにも搭載されています。フチ裏をなくした形状になっており、機能・デザインともに掃除のしやすいトイレと言えるでしょう。
掃除の手間がかかりにくいことから、当社でも多くの方に選ばれている商品になります。
LIXIL(INAX)
メーカーの特徴
LIXIL(INAX)の特徴はデザイン性の高さと、除菌・消臭機能がある点があげられます。
かつて便器の色といえばアイボリーやオフホワイトでしたが、現在主流であるピュアホワイトを発売したのはLIXI(INAX)でした。時代の先駆けとして、現在でもマットカラーなどデザイン性にこだわったトイレを数多く発売しています。
また、プラズマクラスターイオンが、便器内にある浮遊カビや付着菌を除去してくれます。原因菌にまでアプローチしてくれるため、嫌なニオイの発生を抑えます。
人気の商品
【プレアス:タンク一体型】
プレアスは流線的なデザインが特徴なトイレです。タンク一体型タイプはどうしてもサイズが大きくなりやすいですが、デザインを活かすことでコンパクトなシルエットになっています。
便器のフチを丸ごとなくした形状になっているため、手間のかかるフチ裏の掃除が必要ありません。掃除しにくかった便器との隙間もリフトアップできる機能や、使っていないときはノズルを収納できるシャッターもあり、お手入れのしやすさはもちろん、綺麗に保つために嬉しい機能が施されています。
【アメージュ便器:組み合わせ型】
アメ―ジュ便器は、欲しい機能や予算に合わせて便座と便器の組み合わせを自由に選べます。排水方向や排水芯はご家庭によってさまざまですが、現場に合わせて選ぶことができ、施工バリエーションも豊富です。
また、プレアスにも使われているアクアセラミックを採用しており、従来のトイレに使用されている陶器に比べて水垢が落としやすく、傷も付きにくいです。シャープなフォルムで足元がスッキリしているので、簡単に拭き掃除ができます。
Panasonic
メーカーの特徴
Panasonicのトイレ最大の特徴は、業界初のガラス繊維のアクリル樹脂「スゴピカ素材」を使用していること。この素材は、水族館や飛行機の窓にも使われている頑丈な素材になります。陶器製に比べ表面の凸凹が少ないため、水垢などの汚れが付きにくく、ヒビや割れにもしにくいです。
空気清浄機やドライヤーなど、多くのPanasonic製品に使われているナノイー。ナノイーよりも性能がアップしたナノイーXを搭載し、トイレ退出後に自動でトイレ本体から放出する仕組みとなっており、壁や床に付着したニオイやカビ菌、ウイルスを抑制します。
さまざまな家電を作ってきたパナソニックならではの機能といえるでしょう。
人気の商品
【アラウーノ:タンクレス型、組み合わせ型】
アラウーノには、最新機能が凝縮された「L160」、ベーシックな「S160」、便座を自由に選べる組み合わせ型の「NewアラウーノV」の3種類あり、いずれもアクリル樹脂を使用しています。
アラウーノシリーズでは、ターントラップ方式という独自の排水方式を採用。効率的に水を流すため節水効果も期待できるほか、流すときの音も静かです。
また、床や壁に汚れが飛び跳ねるのを防ぐ「ハネガード」や、流すたびたっぷりの泡で洗浄する「激落ちバブル機能」など、お掃除がしやすい便利な機能もあります。
タカラスタンダード
メーカーの特徴
「タカラスタンダードといえばホーロー」というイメージされる方も多いかもしれません。タカラスタンダードでは、自社で製造をしているこだわりのホーローを使った「ホーロークリーントイレパネル」をトイレの床や壁に採用。見た目の美しさはもちろんニオイが壁面に染み込まず、汚れも水拭きで簡単に落とせます。
壁紙のデザインは、木目調やコンクリート調など、無地のホワイトカラーも合わせて9種類のなかから選択できます。
また、フロントのフチがつまめるほどの薄さになっている点も、タカラスタンダードならではのデザイン。陶器の表面もなめらかに仕上げ、汚れがこびりついてしまうのを防ぎます。
人気の商品
【ティモニ:Uシリーズ】
ロータンク型で奥行700mmと、タンク式トイレでは業界最小クラス。コンパクトなため圧迫感がなく、トイレが狭いご家庭のリフォームでも安心です。
「ホーロートイレクリーンパネル」は、マグネットと相性抜群。子どもの身長の高さに合わせてタオルハンガーを設置したり、トイレットペーパーを手の取りやすい位置に変更したりと、自由自在にレイアウトが可能です。
フリーラックを設置し、掃除用具を浮かせれば床の掃除もスムーズに行えます。
【ティモニ:Fシリーズ】
シンプルでお求めやすい価格が魅力のFシリーズ。節水機能も備わっており、洗浄水量が4Lと業界トップクラスの節水量で水道代の節約にもつながります。
ティモニFシリーズには、以下のような特徴があります。これらの機能はUシリーズにも共通しているため、タンクの有無など好みのデザインのシリーズを選べます。
・スクリュー洗浄:旋回する水流と直線水流で洗い残しを少なくする
・ワンタッチスライド:再度のボタンで簡単に便座を取り外せ、隅々まで掃除が可能
・着脱簡単な便フタ:便フタが簡単に取り外せ丸洗いできる
・オート脱臭:座ると自動で脱臭を開始
トイレのメーカーまとめ
今回はトイレメーカーをご紹介しました。どのメーカーのトイレも、節水効果や掃除のしやすさは共通して備わっており、デザインもさまざまな選択肢があります。
ホームパルでは、お客様とのコミュニケーションを大切にしております。リフォームで何がしたいのか、解決したいお悩みやご予算を丁寧にヒアリングし、最適なトイレをご提案させていただきます。
この記事のポイント | ・メーカーによって、こだわっているポイントが異なる ・シリーズによっても機能や特徴が異なるため、 自分が必要としているものがあるものを選ぶ |