COLUMNリフォーム豆知識
外壁・屋根 2022.05.13

外壁リフォームってどんなもの?工事内容別の費用相場や施工事例を確認しよう

外壁リフォームってどんなもの?工事内容別の費用相場や施工事例を確認しよう

住まいの印象を左右したり、建物を守ったりと重要な役割を果たしている外壁。住まい全般のリフォームを行う当社において外壁リフォームの割合は全体の2〜3割と、決して少なくない割合です。

しかし、外壁は日常的に意識することが少ないためか、いつの間にか深刻なダメージを受けてしまい、コストを含めてどのように対処すべきか迷うこともあります。今回は外壁のメンテナンスに関する知識を深めていただくために、外壁リフォームの種類や費用相場、リフォーム時期の目安などを解説します

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おしゃれな施工例も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

外壁リフォームとは?3つの種類をチェック

外壁リフォームの種類は、「張り替え」「カバー工法」「塗装」の3つです。それぞれ外壁の劣化状況に応じて使い分けますが、特徴を見ていきましょう。

外壁の張り替え

張り替えとは、既存の外壁材を取り外し、新しい外壁材に交換する方法です。3つの中で最も劣化が激しいときに採用する手段となります。

張り替えが適しているケース・外壁材にヒビが入っている
・外壁材が錆びている
・外壁の下地が腐っている

既存の外壁をはがして施工するため、下地や柱のメンテナンスまでできる良さがあります。一方で、工事は大掛かりになるため費用は高額になりがちです。

外壁の劣化が建物に与える影響やコストを考えると、できれば張り替えが必要になる前に、以降で紹介する2つの方法で対処するのがおすすめです。

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中古住宅を購入された方は、見た目や機能をリセットするために張り替えを選ばれるケースがあります。

外壁を張り替えリフォーム!費用や工事を考えたい時期を解説>>

外壁の重ね張り・カバー工法

重ね張りとは、既存の外壁材の上に新しい外壁材を張る方法のことで、カバー工法と呼ばれることも。外壁に劣化はあるものの、張り替えるほどではないときの選択肢のひとつです。

カバー工法が適しているケース・張り替えが必要なほど劣化が激しくない
・下地まで傷んでいない
・外壁に胴縁を取り付けられる状態

カバー工法では新しい壁材を張るために、胴縁(どうぶち)という下地材を既存外壁に取り付けていきます。外壁の劣化が激しいと胴縁の取り付けはできないため、その場合は張り替えで対応することになります。

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カバー工法は、張り替えよりも費用を抑えやすい傾向です。

外壁リフォームのカバー工法とは?費用やメリット・デメリットをご紹介>>

外壁塗装

外壁リフォームで最も多く選ばれているのが外壁塗装です。当社では、およそ8~9割の方がこの方法を選ばれています。外壁の劣化が比較的軽度で、築年数がそれほど経っていない戸建てに向いている方法です。

外壁塗装が適しているケース・築年数が10年前後
・外壁にヒビやサビがなく、下地の傷みもない

外壁塗装の良い点は、張り替えやカバー工法よりも費用を抑えやすいところです。費用相場については次の項目で詳しく説明しますが、およそ1/3割程度で行えることがあります。

ただし、劣化や損傷が激しい場合は、塗装だけでは根本解決になりません。まずはリフォーム会社に状況を見てもらい、適切な方法を提案してもらいましょう。

外壁リフォームの費用相場

種類費用相場
張り替え200万~300万円
カバー工法120万~180万円
外壁塗装
外壁塗装+屋根塗装
屋根塗装なし:100万円~
屋根塗装あり:120万~130万円~

それぞれの外壁リフォームにかかる費用は上記が目安となります。以下で詳しく見ていきましょう。

外壁塗装の傾向

外壁塗装の費用相場は、平均的な広さの戸建ての場合でトータル100万円ぐらいからとなります。

実は外壁塗装自体は50万円程度から可能ですが、足場が必要となるそのほかの部分の塗装を同タイミングで行うことが多く、トータルでは100万円ぐらいになることがほとんどです。

そのほかの塗装とは、雨戸やシャッターの塗装、ベランダの防水塗装などです。その都度足場を組むより、費用も工事の手間も少なくて済みます。

また、延床面積25坪程度のコンパクトな戸建ての場合は、トータル65万円ぐらいから可能です。 加えて屋根塗装を行う場合は、屋根の面積によりますが、プラス20万〜30万円がひとつの目安となります。

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塗料の種類によって費用が上がることがあるので、見積もりをとって判断しましょう。

カバー工法・張り替えの傾向

カバー工法では新しい外壁材が必要になり、張り替えでは新しい外壁材にプラスして既存の壁の撤去費用がかかります。費用の高い順に並べると、張り替え→カバー工法→塗装になる傾向です。

また、カバー工法、張り替えともに、外壁塗装よりも劣化が進んだ外壁に対して行うため、思わぬ費用が発生することも。たとえば、カバー工法で対応する予定が一部張り替えでの対応が必要になる、下地に損傷があり材料の交換が必要になるなどです。

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工事の際は、追加費用がかかる可能性があるか事前に確認しておくとトラブルを防げます。

おしゃれな外壁リフォームの施工例

当社で行った外壁リフォームの施工事例をご紹介します。張り替え、カバー工法、塗装に限らず、外壁リフォームを行うと、まるで新築のような見た目に。外壁材、塗料とも種類が豊富なので、お好みのものを選んでおしゃれに彩りましょう。

張り替え

施工内容劣化が激しく、塗装もカバー工法も不可能だったため張り替えで対応
ご依頼理由経年劣化で傷んだ壁をリフォームしたい

既存の壁材がトタンで、傷み具合がひどく塗料がのらず、下地が腐っていたためカバー工法でも対処できなかったため、張り替えで対応しました。

別の事例では、一部割れていたサイティング壁を部分的に張り替え、あとは塗装で仕上げたケースもあります。2008年にサイディングの最小厚さの規格が改正されているため、厚みも調整しながら行いました。

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全面張り替えでなく、部分張り替えも可能です。

重ね張り・カバー工法

施工内容トタンの上に金属系サイディングを重ね張り
ご依頼理由外壁リフォームで寒さ対策をしたい

トタンは熱を通しやすいため、夏は暑く冬は寒くなりやすいという特徴があります。冬の寒さ対策として、カバー工法で外壁リフォームを行いました。

築40年前後経ち、見た目は古い印象がありましたが、リフォーム後は新築のような佇まいに。想像以上の仕上がりに、お客様にも大変喜んでいただきました。

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外壁材によって住まいの断熱性がアップします。

外壁塗装

施工内容色褪せたサイディング壁を塗装して見た目を一新。
屋根塗装とベランダの防水工事も実施。
ご依頼理由色褪せて古びて見える外観の印象を変えたい。
ベランダが雨漏りするので防水リフォームをしたい。

家をキレイに保ちたいというご理由で、外壁と屋根の塗装依頼をいただきました。外壁塗装は完成イメージをつかみにくいため、アプリで見本を作成してお客様とイメージを共有。元の色と違うトーンの塗料を採用したことで、見た目の印象がガラリと変わりました。

ベランダの防水 工事も行え、効率的に住まいのメンテナンスができた理想的な事例です

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家の外まわりに関するリフォームは、同じタイミングで行えると費用と手間を抑えられます。

外壁リフォームでチェックしておきたいポイント

外壁リフォームするなら、費用を抑える方法やリフォーム時期の目安も気になりますよね。ここでは、外壁リフォームに関して知っておくと役立つ情報をまとめました。

費用を抑えるには「こまめなお手入れ」が大切

外壁は劣化が進むほどリフォーム費用がかかります。そのため、劣化を防ぐための日常的なお手入れがポイントに

壁に汚れがある場合は水で落とし、コケが生えてきた場合は市販のコケ洗浄剤などで掃除をしましょう。傷みが軽度なうちに修繕すれば、結果的に費用を抑えられます。外壁にヒビが入っていないか、つなぎ目に傷みがないかなど、定期的なチェックも欠かせません。

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壁や目地にヒビを見つけたタイミングでリフォーム会社に相談するのがおすすめ。
処置の仕方などを教えてくれることがあります。

活用できる補助金や助成金などがあるか

地域によっては、補助金・助成金を支給しているところもあります。制度の内容は、遮熱塗装など住宅の省エネルギー化を目的としていたり、地域経済の活性化を目的としていたりとさまざまです。

補助金の対象となる条件、支給額もそれぞれの自治体で異なります。 お住まいの地域情報をよくチェックしておくといいでしょう。

外壁リフォームの補助金・助成金については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

外壁リフォームで助成金や補助金は使えるの?>>

張り替えや塗装の目安の時期(メンテナンスのタイミング)

外壁リフォームの時期の目安は、サイディングやタイル、ガルバニウムなど外壁材の耐用年数によって異なるため一概には言えません。

しかし、当社で最もご依頼が多い外壁塗装に関していえば、10年がひとつの目安といえます。これは、塗料の耐用年数が10年程度になっているケースが多いためです。

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築10年経っているようであれば、外壁の状態を考慮のうえ、一度リフォーム会社に相談してみるといいでしょう。

外壁リフォームに用いるサイディングの種類

外壁の張り替え、あるいはカバー工法の場合は、外壁材を新しく選ぶことになります。ALCパネルやタイルなど外壁材にはいくつか種類がありますが、現在の主流はサイディングです。

サイディングには4つの種類があるため、迷うことがあるかもしれません。

仕上がり、耐久性、価格のトータルバランスで見ると、「窯業系」と「金属系」という種類がおすすめです。サイディングにする際は、まずはこの2つを検討してみるといいでしょう。

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窯業系と金属系はいずれもコストパフォーマンスの高い素材です。

外壁リフォームまとめ

外壁リフォームの種類や費用相場がわかると、具体的な行動に移しやすくなります。放置すると劣化は進むばかりです。

気になったときにリフォームを検討することで、結果的に家が長持ちしたり費用を抑えたりすることができます

当社では、付帯する工事やかかる可能性のある費用は事前にきちんとお伝えしています。高額になりがちな外壁リフォームも、安心して進めていただくことができます。

ホームページでは、ご紹介した施工事例のほかにも外壁リフォーム例を掲載しています。ビフォーアフターの写真とともに、ぜひチェックしてみてください。

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外壁をきちんとメンテナンスすると、暮らしの安心度が高まります!

この記事のポイント・外壁リフォームには「張り替え」「カバー工法」「外壁塗装」の3種類がある
・費用相場は張り替えが一番高く、外壁塗装が安い傾向
・こまめなお手入れや補助金の活用によって、リフォーム費用を抑えられることも
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