COLUMNリフォーム豆知識
その他 2025.02.07

リフォームの見積もりの流れや注意点|依頼先を見極めるポイントを紹介

リフォームの見積もりの流れや注意点|依頼先を見極めるポイントを紹介

リフォームの見積もりは、費用や依頼先の選定など、多くの方が不安や疑問を感じる重要なステップです。

見積もりの基本的な仕組みを知り、適切な判断材料を持つことで、より良いリフォームの実現につながります。

ここでは、見積もりにかかる費用の相場や、依頼する会社の選び方など、見積もりに関する基礎知識をわかりやすく解説します。リフォームの第一歩を踏み出すために、ぜひ参考にしてください。

リフォームの見積もりに関する基礎知識

はじめに、リフォームの見積もりに関する基礎知識として、見積もりにかかる費用や、依頼する会社の選び方、見積書の作成期間について解説します。

見積もりにかかる費用は「無料」がほとんど

リフォームの見積は、契約前の初回見積もりであれば、一般的に無料で対応してもらえます。

ただし、以下のようなケースでは費用がかかる場合があるので、注意しましょう。

・対応エリア外の地域に来てもらうとき(出張費)
・雨漏り診断や耐震診断を依頼するとき(診断費)
・詳細な見積もりを依頼するとき(プランニング費)

見積もりの回数や内容、状況に応じて費用が発生する可能性があるので、リフォーム会社に確認するようにしましょう。

見積もりは「複数社」に依頼する

リフォームを依頼する会社は、複数社から見積もりを取り、その内容を比較検討する「相見積もり」が一般的です。

最初から1社に絞ると、提示された金額が高いのか安いのかを判断できません。複数社の見積もりを比較することで相場をつかめます。

とはいえ、見積もりを依頼する会社が多すぎると対応が大変になるので、2~3社を目安にすると良いでしょう。

鈴与ホームパル

比較するときは、見積金額はもちろん、見積もりの詳細やスタッフの対応も総合的にチェックしましょう。

見積書の作成期間は「リフォーム内容」で変わる

見積もりの作成期間は、リフォーム内容によって変わります。規模の小さなリフォームでは1~2週間が目安となります。

一方、水回りの位置や間取りを変えるなどの大規模リフォームでは、1週間以上、場合によっては1ヶ月ほどかかることもあるでしょう。

見積もりの依頼時に、どのくらいの作成期間がかかるのかを確認しておくと安心です。

リフォームの見積もりの流れ・注意点

リフォームの見積もりの流れは、以下のとおりです。なお、ここでは鈴与ホームパルのケースを例に紹介します。

1.リフォームする理由を明確にする
2.見積もりを依頼する会社選び
3.問い合わせ・相談
4.現地調査・打ち合わせ
5.提案・見積り
6.検討・契約

各段階の詳細と、注意点について見ていきましょう。

【1】リフォームする理由を明確にする

見積もりを依頼する前に、リフォームする理由を明確にしましょう。

リフォームする理由がはっきりしていれば、どの会社に依頼するかを決める際の判断基準になります。また、問い合わせや相談の際にも、その理由に沿った提案を受けやすくなります。

リフォームする理由は、「リフォームしたいと思ったきっかけ」と言い換えても問題ありません。

たとえばキッチンなら「調理器具をしまう収納スペースが足りない」「家族で料理できる広さが欲しい」といったものが該当します。現在の自宅に抱えている不満などについて、家族で話し合ってみましょう。

【2】見積もりを依頼する会社選び

次に、見積もりを依頼する会社を2~3社に絞り込みます。

絞り込む際には、最初に明確化したリフォームする理由を判断基準にします。

例えば、水回りのリフォームを決めているのであれば、水回りのリフォームに強い会社を探しましょう。

「困りごとはあるものの、どのようなリフォームをすれば良いのか分からない」と悩んでいる場合は、リフォーム会社のように、幅広い施工に対応している会社が良いでしょう。提案を受けながら、納得できるリフォームに仕上げられます。

ホームパルでは、キッチンやお風呂といった住宅設備や、外壁塗装や耐震工事にも対応しています。

さまざまな施工事例をホームページで公開しているので、リフォームのイメージ作りのためにもぜひ参考にしてみてください。

鈴与ホームパルの施工事例を見てみる>>

【3】問い合わせ・相談

見積もりを依頼するリフォーム会社を絞ったら、その会社に問い合わせ、相談をしましょう。

どのようなリフォームをしたいのが明確であればその内容を、相談しながらリフォーム内容を決めたいのであれば何に困っているのかを、そのまま伝えましょう。

鈴与ホームパル

鈴与ホームパルでは、お客様がリフォームをご検討された理由を、専門のアドバイザーが丁寧にヒアリングいたします。「キッチンが狭い」「お風呂をキレイにしたい」といった困りごとやご要望でも大丈夫です。まずはお気軽にご相談ください。

鈴与ホームパルが選ばれる理由>>

【4】現地調査・打ち合わせ

見積もりを作成するにあたって、現地調査や打ち合わせを行います。この際、リフォームの箇所や内容もある程度決めるのが一般的です。

現地調査では、リフォーム会社の調査員が実際に自宅を訪れ、リフォーム希望箇所の現状確認や採寸を行います。

リフォームを希望する箇所の周辺はあらかじめ片付けておくと、スムーズに進むでしょう。必要に応じて写真も撮影するため、写真に写したくないものは、あらかじめ片づけておくと安心です。

なお、前述のとおり見積もりは複数社に依頼するのが基本ですが、同じ日時に複数社の現地調査を依頼するのは避けたほうが良いでしょう。

十分な打ち合わせすることが難しくなり、要望に沿ったプランの提案を受けられない可能性があります。じっくりと打ち合わせできるよう、別々の日程を組みましょう。

【5】提案・見積り

現地調査や打ち合わせの内容をもとに、リフォームプランの提案と見積書の提示を受けます。

その際、プランや見積書の内容で不明点がある場合は、納得できるまで質問しておきましょう。

とくに確認しておきたいポイントは以下の5つです。

・要望に沿ったリフォームプランか
・希望している製品が正確に伝わっているか
・金額に納得いかない部分はないか
・追加工事が発生する可能性があるのか
・不自然な値引きや特典がないか

一見安い金額に見えても、追加工事が発生する可能性が高かったり、条件付きの値引きや特典を含めることで安く見せていたりするケースも少なくありません。その場合、見積書の金額からかけはなれた金額を支払う結果になるかもしれません。

金額の多寡だけではなく、金額の根拠を十分に確認することが重要です。

【6】検討・契約

各社の見積もりが出揃ったら、それらを比較検討し、契約先を決めましょう。比較検討する際は、以下のポイントをチェックすると良いでしょう。

・見積金額が適切か(高すぎないか、安すぎないか)
・プランや見積もりの内容を丁寧に説明してくれたか
・担当者とのコミュニケーションがスムーズだったか
・アフターサービスや保証がしっかりしているか

見積価格の安いリフォーム会社がベストな選択肢であるとは限りません。とくに、他社と比べて不自然に安い場合は、前述したように、追加費用が発生する可能性が十分に説明されていないケースも多いです。

また、担当者の説明の丁寧さや、コミュニケーションの相性も重要です。リフォームでは、相談から完成まで、複数回やり取りすることになるため、コミュニケーションに違和感がある状態で契約に進むと、トラブルになる可能性もあります。

あわせて、アフターサービスや保証内容も確認しましょう。リフォーム後に壁や床の傷を発見したり、設備の不具合が起こったりしたときに、保証がなければ泣き寝入りすることになりかねません。

万が一のことも想定して、アフターサービスや保証がしっかりとしている会社を選ぶのがおすすめです。

リフォーム依頼時の見積書の見方

ここからは、リフォーム会社から提示される見積書の内容を解説します。

表紙と明細書の見方をそれぞれ確認していきましょう。また、見積書に不安がある場合に利用できる相談制度も紹介します。

表紙

見積書の表紙には、以下のような項目が記載されています。

※こちらの見積書はサンプルです
タイトル御見積書やお見積りなどと記載されることが多い
発行日リフォーム会社が見積もりを作成した日が記載されている
見積ID見積書の番号が記載されている
宛名・施工主さまのお名前が記載されている
・誤りがないか確認する

御見積金額・見積合計金額を記載
・内訳は次のページ以降に記される
・税込、税抜の記載があるか確認する
会社名・お問い合わせ先・見積書の作成や工事を担当する会社名、担当者や住所、電話番号、メールアドレスなどが記載されている
・正しく記載されているか確認する
支払条件・リフォーム費用の支払条件が記載されている
・例えば「契約時30%、工事完了時70%」など
・条件は会社によって異なる
印鑑押印がされているかを確認する

見積明細書

見積明細書は、表紙の詳細が記載されている書類です。記載されている内容は以下のとおりです。

※こちらの見積書はサンプルです
摘要・仕様・「商品代」「仮設工事」などが記載されている
・「諸経費」という記載には、工事に関連する人件費や保険料、交通費などがまとめて含まれているが、詳細は確認が必要
備考・①の補足情報や注意事項が記載されている。具体的には製品の型番や色、工事に関することなど
・要望している製品と異なる型番や色が記載されている場合や、わかりにくい部分があれば、確認が必要
数量/単位・単価・金額・①の名称に対する数量や単位、単価、合計金額が記載されている
・工事全体をまとめて単位の欄に「一式」と記すこともある
・何が含まれているのかわかりにくいときには確認が必要

見積書に不安がある場合は相談制度の利用を

見積書の見方や内容に不安がある場合は、国の無料相談制度を利用しましょう。「住まいるダイヤル」では、リフォーム見積チェックサービスを無料で提供しています。

Web申し込みでの利用の流れは以下のとおりです。

1.Web上で相談内容や連絡先を入力、見積書をアップロードする
2.申し込みから3営業日前後でユーザーIDと日程登録依頼のメールが届く
3.メールのURLからパスワードを設定し、都合のよい日時を選択する
4.選択した日時に住まいるダイヤルの相談員から電話でアドバイスを受ける

電話申し込みでの相談も可能です。電話の場合は、見積書を郵送かFAXで送付します。

住まいるダイヤル|リフォームの見積書に関する相談>>

リフォームの見積もりを依頼したあとの断り方

見積もりを依頼したリフォーム会社を選ばない場合は、そのままにせず、断りの連絡を入れたほうが良いでしょう。すでにスケジュールを押さえている場合もあるためです。

断る際のポイントは以下の2点です。

・なるべく早い段階で断る
・電話やメールではっきりと断る

電話やメールで「現地調査および見積書の作成のご対応、誠にありがとうございます。他社と比較検討した結果、今回はお断りさせていただきます」などと伝えましょう。

断る理由は無理に伝えなくても大丈夫ですが、伝えたほうが断りやすい場面もあるでしょう。

まとめ

リフォームの見積もりは、一般的に無料で依頼できます。ただし、エリアや内容によっては費用がかかるケースもあるため、注意が必要です。

見積もりは複数社に依頼し、比較・検討することが重要です。選定する際には、リフォームの理由に合った会社を選ぶと良いでしょう。

現地調査では、事前の片付けや、複数社の調査を同日に入れないなどの配慮が大切です。

見積書ができたら、記載内容を確認し、不明点は早めに聞いておきましょう。見積金額だけでなく、プランの説明やコミュニケーション、アフターサービスや保証もチェックしたうえで、最終的に契約する会社を選びます。

リフォームの見積もりをご検討中の方は、ホームパルへお気軽にご相談ください。

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