キッチンの背面収納のリフォーム費用はどれくらい?事例も紹介
キッチンの背面収納リフォームを検討していると、どのくらいの費用がかかるのか気になりますよね。背面収納にはさまざまな種類があり、それに伴い費用も異なります。
この記事では、背面収納の種類別、グレード別、サイズ別、購入先別の費用目安をまとめました。希望する背面収納と予算を照らし合わせながら、具体的なプランを立てていきましょう。
リフォーム事例もご紹介しています!
キッチンの背面収納リフォームの費用相場
背面収納リフォームの費用に影響する要素は、主に以下の4つです。それぞれの費用相場を順に見ていきましょう。
・収納の種類による違い
・収納のグレードによる違い
・サイズによる違い
・購入先による違い
収納の種類による違い
種類 | 費用相場 |
カウンターのみ | 20万円~ |
カウンター+収納棚(Ⅱ型・コの字) | 30万円~40万円 |
大型タイプ | 50万円~ |
見せる収納 | 25万円~ |
背面収納の種類は、上記のように4つに分類でき、種類によって費用相場も異なります。
カウンターのみのタイプが一番費用を抑えやすく、大型タイプのものが最も費用が高くなる傾向にあります。
カウンター+収納棚タイプは、カップボード(食器を収納する棚)の組み合わせの幅が広いのが特徴。その分費用にも差が生まれます。
見せる収納は、どこで購入・依頼するかで、相場はかなり異なります。上記の価格は、キッチンメーカー品とオーダーメイド品(造作家具)を想定した価格です。やはり、オーダーメイドのほうが高くなる傾向にあります。
まずは種類ごとの費用感を掴んでおきましょう。
背面収納の種類による特徴を知りたい方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
キッチンの背面収納を後付け!種類別のメリット・選び方を詳しく解説 >>
収納のグレードによる違い
キッチンメーカーの背面収納を選ぶ場合は、グレードによる費用の違いも押さえておきましょう。
メーカーが扱うキッチンにはグレードがあり、グレードが上がるほど高価になりますが、キッチンのセット対象となる背面収納にも同じことが言えます。
キッチンと背面収納のグレードを揃えると統一感が生まれ、空間としての完成度は高くなります。しかし、グレードが異なっても、相性のいい組み合わせはあるもの。費用を抑えたいときは、背面収納のグレードを下げるのも一つの方法です。
ショールームに足を運び、実物を見るのが近道です!
サイズによる違い
収納棚のサイズも費用に差が出るポイントです。同じ種類の棚でも、間口(165cmと180cm)や奥行き(45cmと60cm)では、以下のように費用感が異なります。
【費用例:LIXILの2ウェイクローゼット場合】
奥行き\間口 | 165cmの場合 | 180cmの場合 |
45cm | 467,000円~ | 481,000円~ |
60cm | 492,000円~ | 506,000円~ |
間口、奥行きが広くなるほど費用も高くなります。収納力を上げるために背面収納を検討しているのであれば、費用よりもサイズを優先して選んだほうが、後悔が少ないでしょう。
購入先による違い
購入先によっても費用は異なります。ここでは、家具・インテリアショップで購入する場合と、リフォーム会社や工務店に依頼する場合の費用目安を見ていきましょう。
家具・インテリアショップの場合
家具店やインテリアショップ、ホームセンター、通販などで既製品を購入する場合の費用は、基本的に本体価格のみとなります。
本体価格はお店によって幅が広く、たとえば幅が60㎝、高さが80㎝程度のキャビネットやチェストであれば、1万円未満のものから、10万円を超えるものまでさまざまあります。
既製品は選ぶお店・商品によって費用差が大きいものの、15~20万円程度を見積もっておけば、希望する商品が見つかることが多いです。
また、はじめから組立家具として販売されているもの以外は、組み立てサービスを受けられるケースも。別途費用はかかりますが、必要に応じて依頼しましょう。
既製品につき、サイズや色、機能を完璧に求める方には向いていないかもしれません。
リフォーム会社・工務店の場合
リフォーム会社や工務店では、キッチンメーカー品の取り扱いをはじめ、オーダーメイド品まで幅広く対応しています。
また、取り付けまでを一貫して行なってくれるため、上記の家具・インテリアショップと比較すると、費用は高くなるのが一般的。選ぶ材質やサイズなどによって異なりますが、20~50万円程度が相場と言えます。
必要に応じて、コンセントの増設や、背面収納まわりのクロスや床材の張り替えなどにも対応。別途費用はかかりますが、キッチンまわりにお悩みがある方にとっては、うれしいサービスを受けられます。
費用は決して安くありませんが、対面型キッチンなどで、LDKから見える位置に背面収納を置く場合は、こだわりを反映した造作収納があると、空間そのものが素敵に変化します。
打ち合わせも入念に行なってくれるので、いろいろ相談してみるといいでしょう。
キッチンの背面収納のリフォームの費用例
依頼の理由 | キッチン収納をスッキリ・おしゃれにリフォームしたい |
リフォーム内容 | ・カウンター収納+オープン収納 ・収納まわりのクロスの張り替え ・コンセントの増設 |
こだわったポイント | LDKのオーク調の色味に合うようにした |
費用 | 約30万円 |
施工期間 | 2日間 |
お客様のご要望に応え、一から造作した背面収納です。調理家電をまとめて置けるようにカウンタータイプを採用。その上にオープン棚を取り付け、調理小物やインテリアを飾れるようにしました。
収納まわりのクロスを新しくし、配置する調理家電に合わせてコンセントも増設。色味をLDKの床と天井のトーンに合わせたことで、空間にすっと馴染む背面収納に仕上がりました。
キッチンの背面収納リフォームの費用まとめ
キッチンの背面収納リフォームの費用相場について解説しました。費用はさまざまな要素で変化しますが、最も大事なのは、お悩みを解決できるリフォームになっているか、ということです。
費用を優先しすぎると、せっかくリフォームしても、「まだ収納が足りない」「動線が悪くて使いにくい」「物の出し入れがしにくい」といったことも起こりかねません。
鈴与ホームパルは、お客様の抱えているお悩みに寄り添い、予算も踏まえながら、最適な背面収納をご提案させていただきます。
また、背面収納以外にも、キッチン収納を増やす方法はあります。費用についても解説しているので、こちらの記事も参考にしてみください。