キッチンリフォームは住みながらでもできる?食事や外出の対応についても解説
キッチンリフォームを検討していると、住みながらでも工事はできるのか、気になることがありますよね。また、リフォーム中はキッチンを使えなかったり、職人さんが出入りしたりすることから、食事や外出時の対応に不安を感じる方も少なくないでしょう。
今回は、住みながら行える・住みながら行うのに不向きなキッチンリフォームについてと、リフォーム中の過ごし方について詳しく解説します。
キッチンリフォームは住みながらでも対応可能
結論から言うと、キッチンリフォームの大半は、住みながら行うことが可能です。
キッチン本体のみを交換する、あるいは本体の交換と周辺の床・壁を張り替えたりするリフォームでは、ほとんどのお客様が住みながら対応されています。
これらの工期は、2日から長くて1週間程度と短期。キッチンは利用できませんが、事前に準備することで、問題なく日常生活を送ることができます。
一方、LDKの床をまるまる張り替えたり、トイレやお風呂など他の水まわりもリフォームしたりする場合は、仮住まいに移っていただいたほうがいいケースも。工事自体は住んでいただきながら行えますが、工期が長くなることから、お客様のストレスが大きくなります。
大規模リフォームで施工期間が長くなるときは暮らしやすさを優先し、住みながら行うか、別の場所に移るかを決めましょう。
住みながらキッチンリフォームする場合の過ごし方
続いて、住みながらキッチンリフォームをする際の過ごし方について解説します。お客様からよくいただくご質問は、以下の4つの事柄。それぞれ詳しく見ていきましょう。
・日中の居場所
・食事や洗い物
・ライフライン(電気・水道・ガス)
・外出と貴重品管理
日中の居場所
リフォーム中はどこに居たらいいのか、迷われる方は少なくありません。
安全面と作業面から工事スペースに居ることはできませんが、それ以外は自由に・普段どおりに過ごしていただいて問題ありません。なるべく生活に支障がでないよう、リフォーム会社も配慮しているはずです。
ただ、リフォーム会社からお客様に工事について相談したい場面もあるため、リビングなど近くに居たほうスムーズです。キッチンから離れた部屋や2階で過ごすときは、「2階にいるので何かあれば呼んでください」などと声をかけるといいでしょう。
食事や洗い物
キッチンリフォーム中はキッチンが使えないため、調理や食器洗いはどうしたらいいのか気になりますよね。工事中の食事方法や、洗い物の対応について見ていきましょう。
なお、冷蔵庫は工事範囲によって移動することがありますが、基本的に通常どおり使えます。
外食やお惣菜で済ませる
キッチンリフォーム中は料理をしないと割り切って、外食をしたり、お惣菜・お弁当などの中食を利用したりするのもひとつです。
最近では、さまざまなお弁当宅配サービスがあるため、そちらを試してみるのもいいでしょう。洗い物が出ないので、キッチンのシンクを使えないストレスを感じにくいです。
ただ、施工期間が長かったり、家族が多かったりする場合は、食費がかさんでしまいがち。ところどころで取り入れるといいかもしれません。
ちなみに当社では、ウォーターサーバーを無料で貸し出すサービスを実施することがあります。
卓上用調理器や電子レンジを活用する
「なるべく手料理を食べたい」「いつもどおりの食事をしたい」というときは、卓上用調理器を使った自炊がおすすめです。
カセットコンロやホットプレートを使えば、鍋、焼き料理、蒸し料理まで、ほとんど制限なく調理ができます。調理機能のついた電子レンジをお持ちであれば、大活躍するでしょう。
工夫して自炊することで、温かいお料理を食べられますし、健康管理の面でも安心感があります。当社でもおすすめしている食事方法です。
リフォーム中どうしてもキッチンが欲しいときは、別途費用はかかりますが、仮設キッチンを導入することも可能です。
食器は洗面台で洗う
卓上用調理器を使って自炊する場合は、何かしら洗い物が出てくるものです。鍋や食器は洗面台で洗うことをおすすめしています。
とはいえ、ダイニングから遠かったり、使い勝手が悪かったりして不便さを感じることも。できるだけ洗い物を減らすために、割り箸や紙コップ、紙皿を準備しておくと便利です。
あるいは、お皿の上にラップを敷いてその上に食べ物を乗せれば、ラップを捨てるだけでOK。それぞれで工夫しながら、リフォーム中の食事を楽しみましょう。
ライフライン(電気・水道・ガス)
キッチンリフォームでは、電気・水道・ガスのライフラインを一時的止めて作業をするタイミングがあります。たとえば、キッチン解体前の1時間程度はトイレの水は流せません。
止める前にリフォーム会社が教えてくれますが、ライフラインが止まって支障が出る時間帯があるときは、事前にすり合わせておくと安心です。
外出と貴重品管理
リフォーム中は常に家に居なければいけないのか、外出してもいいのか、といった点も気になるところです。
日中どなたか家にいることが多いご家庭の場合は、朝や夕方など、職人たちが出入りするタイミングに家に居てくれれば問題ありません。お子さんの送迎や買い物などで外出する場合は、職人たちに声かけすればOKです。
一方、共働き世帯などで、日中ほとんど家にいないご家庭の場合は、リフォーム会社で鍵を預かり、お客様に代わって開錠・施錠を行うことが可能です。対応は会社によってケースバイケースなので、事前に確認しておきましょう。
また、家を空けるときに注意したいのが、貴重品の管理。人の出入りが増える施工期間中は、空き巣に狙われやすい状態ともいえます。いつも以上に防犯意識をもち、厳重に貴重品を管理しましょう。
当社で鍵をお預かりする際は、~~に入れ、責任をもって保管しますのでご安心ください。
キッチンリフォームを住みながら行うときの流れ
住みながらキッチンリフォームをするときは、工事の流れを知っておくと安心です。キッチンリフォームは、一般的に以下の手順で行います。
・養生
・既存のキッチンの解体、撤去
・給排水管や配線など位置変更、新設
・下地の調整と補強工事
・新しいキッチンの搬入、設置
・給排水管、配線の工事
・内装工事(必要な場合)
施工期間はリフォーム内容によって異なります。キッチンの交換だけといった比較的簡単な工事であれば2~3日程度、キッチン周辺の床や壁の内装工事も含む場合は5日程度が目安です。キッチンのレイアウト変更など、大規模な工事になる場合は半月ほどかかることもあります。
キッチンリフォームにかかる期間については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
キッチンリフォームにかかる期間はどれくらい?工事中に住むことはできる?>>
キッチンリフォームを住みながら行う前にやるべきこと
キッチンリフォームをスムーズに進めるために、事前に行なっておきたいことをまとめました。これらを行うことで、効率的に工事を進められ、ご近所トラブルを防ぐことにもつながります。
・キッチンに置いてある物を移動する
・ご近所の方に挨拶をしておく
・ペットの居場所を考える
キッチンに置いてある物を移動する
キッチンリフォームでは、キッチンの解体・搬入ができるスペース、職人たちの作業スペースを必要とします。工事が始まってすぐに作業に取りかかれるよう、動かせるものは事前に移動させておくことがポイント。
また、リフォーム中は自由にキッチンに入れません。使いたい物があっても取り行くのが難しいため、生活に必要なものは別室に保管しておきましょう。
どこまで片付ければいいのかは、リフォームの現地調査の際に担当者に聞けば教えてくれます。
重たくて運べないものはお手伝いするので、ご安心くださいね。
ご近所の方に挨拶をしておく
リフォームでは、普段はない人の出入りがあったり、騒音が出たりするものです。場合によってはトラブルに発展する可能性も。
ご近所の方には工事を行うことを事前に伝え、了承を得ておくとお互いに安心です。工事開始日と終了予定日も伝えしましょう。
当社からも、車両の出入りがある旨をご近所の方にお伝えしています。
ペットの居場所を考える
ペットを飼っていらっしゃるご家庭は、ペットの居場所も事前に考えておきましょう。知らない人の出入りや工事音などが、ペットにとってストレスになってしまうことがあります。
基本的には、業者の出入りが気にならない2階や離れたお部屋で、施主様と一緒に過ごすケースが多いです。リフォーム前に家族間で話し合っておきましょう。
住みながらのキッチンリフォームまとめ
キッチンリフォームは住みながら行うことができます。工事中の暮らしは少し変わりますが、事前に準備し、家族で工夫しながら楽しんで過ごせるといいですね。
また、日中家に居ることの少ないご家庭は、リフォーム会社に留守を預けることになります。リフォーム会社を選ぶときは、信頼できる会社かどうかもしっかり見極めましょう。
リフォーム中の過ごし方などについて気になる点がありましたら、遠慮なくお聞きください。お客様が安心してリフォームを進められるよう、丁寧にサポートいたします。
キッチンリフォームの費用相場を知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。