キッチンリフォームのおすすめメーカー7選比較!人気商品や選ぶときのポイントもご紹介
キッチンリフォームを進めていると、「おすすめのメーカーはありますか?」と聞かれることがあります。複数のキッチンメーカーから好みの商品を見つけるとなると、迷ってしまうことも多いですよね。
そんなときは、選ぶときのチェックポイントや、人気商品・メーカーの特徴を知ると選びやすくなります。そこで今回では、メーカーや商品を選ぶときのポイントをはじめ、人気のキッチンとおすすめメーカーをご紹介します。
お気に入りを探すときの参考になれば幸いです。
キッチンリフォームでメーカーを選ぶときのおすすめポイント
システムキッチン選びで迷ったときは、見るポイントを決めると比較検討しやすくなります。
おすすめの比較ポイントは、お手入れ、収納力、価格、機能、デザインです。それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.お手入れのしやすさ
汚れがつきにくい、あるいは、さっと拭くだけで汚れが落ちるなど、お手入れのしやすさは多くの方が望むポイントです。それに応えるようにメーカーでも、掃除の手間が省ける独自の素材・機能を搭載しています。
たとえば、ゴミや汚れを水の力で流せる形状をしたシンク、簡単に油汚れを落とせる素材のレンジフードなど。キッチンのなかでとくにキレイな状態をキープしておきたい場所を決めておくと、選びやすくなります。
2.収納力
作業動線をスムーズにし、整理・整頓ができているキッチンにするためには、適切な収納スペースが不可欠です。
気をつけたいポイントとしては、収納スペースは広ければいいというものではない点です。収納スペースが広ければ、その分キッチンは狭くなります。収納を選ぶときは、高さ、位置、出し入れのしやすさに注目するのがポイントです。
新しいキッチンに収納したいものをリストアップしておくことも大事です。
3.価格
システムキッチンのグレードはさまざまあり、オプションも多数あるため、あらかじめ予算を決めておくことは大事です。しかし、費用を意識しすぎて叶えたいことを実現できなければ意味がありません。
予算オーバーしそうなときは、まずリフォームする箇所の優先順位を整理し、それに従って取捨選択していきましょう。あれば便利だけどなくても困らない、という設備が見つかることがあります。
4.機能や設備機器
耐久性や耐水性といった、キッチン本体の機能もポイントになります。使われている素材によって特性が異なるため、キッチンまわりでのお悩みを踏まえて選ぶと良いでしょう。
またコンロはガスかIHか、オーブンや食洗器は必要かなど、どんな設備機器を導入し、どの程度の機能を求めるかも重要です。それによって、キッチンの大きさや価格が変わってきます。
設備機器の機能はメーカーごとに特徴があるため、リフォーム会社の担当者から情報を得ながら決めていくと、失敗が少ないです。
よく作るお料理や、今後家族が増える予定があるかなどを踏まえてお話しすると、より適切な提案を受けられます。
5.デザイン
せっかくリフォームするのであれば、見た目の美しさやカッコよさも追求したいですよね。デザインを決めるときは、まわりの家具やインテリア、調理器具などとの相性を考えて選ぶと完成度が高まります。
また、キッチンが新しくなると、それまで気にならなかったクロスや床の古さが際立つことがあります。キッチン空間を心地よくしたいときは、クロスや床もトータルに考えてプランを立てるのがおすすめです。
キッチンリフォームの人気商品ランキングTOP5
メーカー | 種類 | ポイント |
クリナップ | ラクエラ | ・インテリア性に優れ、多様なテイストに対応 ・手軽な価格帯ながら設備機能・収納力も十分 |
タカラスタンダード | トレーシア | ・他メーカーにはない高品位ホーローのキッチン ・耐久性、手入れのしやすさは群を抜く |
LIXIL | シエラS | ・キッチンと建材のトータルコーディネイトが可 ・標準仕様で十分なデザイン性と機能性を楽しめる |
TOTO | ミッテ | ・TOTOの水栓技術が活かされた商品 ・水回りの使い勝手が抜群、お手入れもしやすい |
パナソニック | Lクラス | ・横並びコンロなど画期的な設備が魅力 ・家事負担を抑える工夫が見どころ |
キッチンリフォームで人気の商品5つをピックアップしました。多くの方が一度は見聞きしたことのあるメーカーがランクイン。それぞれデザイン性や使い勝手に優れ、独自技術に個性が光ります。
次の項目では、おすすめのキッチンメーカーと商品をさらに詳しくご紹介していきます。
【2021年最新】キッチンリフォームのおすすめメーカー7選比較!
それでは、キッチンメーカーおすすめ7社をご紹介します。それぞれ機能・価格帯・対応レイアウトを簡単にまとめました。ピンときたメーカーや商品があったら、実際にショールームに訪れてチェックしてみましょう。
クリナップ
特徴
クリナップは、ステンレス製と木製の両アイテムをそろえ、キッチンメーカーとしての知名度も抜群。
シンク、ワークトップ、設備機器、収納に至るまでよく考えられた設計で、すべてにおいて “気が利いている”といった印象です。手頃な価格帯の商品でも十分な仕様でデザイン性も高いため、クリナップを最終候補に挙げる方は多いです。
クリナップは、日本で最初にシステムキッチンを作ったと言われていますね!
人気のある代表的な商品「ラクエラ」
木製キッチンの「ラクエラ」は、クリナップのなかで低価格帯に位置する商品です。
お求めやすい価格でありながらインテリア性に富んでおり、とくに印象を左右する扉カラーの種類が豊富。美しい自然素材の風合いを、さまざまなテイストで楽しめます。
ちなみにラクエラと並んで人気を博すのが、ステンレスキッチンの「ステディア」。機能性に優れ、高級感があり、価格は中〜高価格帯。ラクエラもオプション次第で、ステディア仕様に近づけることが可能です。
対応レイアウト | ・I型・L型・対面型・セパレート |
逆に、ステディアのオプションをラクエラから選ぶことで、手の届きやすい価格に抑えることもできます。
LIXIL
特徴
キッチン、住設機器、建材のメーカーの合併を経て現在のLIXILが誕生しました。そのため、キッチンと建材(床やドアなど)をトータルコーディネートできる強みがあります。
ユニークな独自技術にも注目です。収納がポケットのように斜めに開く「らくパッと収納」や、水を渦状に排水することで、水だけで排水口の汚れを落とす「くるりん排水口」などがあります。
人気のある代表的な商品「シエラS」
「シエラS」は、LIXILのなかで標準的な商品です。価格はお手頃ですが、扉にトレンドカラーが採用されていたり、引き出しが静かに閉まるダンパーが標準仕様になっていたりと、嬉しいポイントがたくさんあります。
シエラSと並んで人気を集めるのが、高価格帯に位置する「リシェルSI」です。なかでも人気なのがセラミックのワークトップ。セラミック技術は、LIXILが得意とする分野です。
対応レイアウト | ・I型・L型・Ⅱ型・U型・対面型・セパレート |
リシェルSIは、男前インテリアな感じがしますね!
TOTO
特徴
TOTOといえばトイレや洗面器のイメージが強いと思いますが、実はキッチン分野でも優れた商品を開発。独自の水まわり技術をもち、美しさと環境への配慮に力を入れています。
とくに、光を通す美しい「クリスタルカウンター」、水道水を電気分解して除菌成分を含む水にし、時間が経つともとの水に戻る環境配慮型の「きれい除菌水」などは、TOTOならではの優れた機能です。
人気のある代表的な商品「ミッテ」
「ミッテ」は低価格帯ながら、水栓技術の高いTOTOの独自技術がふんだんに活かされています。まずは、「水ほうき水栓」という幅広シャワー。広範囲に水を流せるため、洗い物やシンクの掃除がしやすいのが特徴です。
「すべり台シンク」は、水がすべり台のように一気に排水口に流れていくため、野菜くずやゴミの始末に手間がありません。
対応レイアウト | ・I型・L型・対面型・セパレート |
クリスタルカウンターやきれい除菌水は、高価格帯となる「ザ・クラッソ」で搭載できる機能になります。
パナソニック
特徴
家電品を扱うメーカーらしく、パナソニックキッチンでしか採用できない機能があります。
たとえば、コンロが横に3つ並ぶ「トリプルワイド(ガス/IH)」。IHコンロなら、4口横並び「マルチワイドIH」も選択可能。コンロ前に2人並んで調理ができる広さなので、料理の楽しみ方が広がり、家事時短にも役立ちます。
また、10年間ファンの掃除不要というレンジフード「ほっとくリーンフード」も特徴的。家事負担を大幅に抑える、嬉しい機能が満載です。
共働きのご家庭では、とくに大活躍しそうですね!
人気のある代表的な商品「Lクラス」
「Lクラス」はパナソニックのなかで高価格帯のラインになり、機能性、デザイン性とも満足度の高いキッチン です。
横並びワイドコンロや、10年間ファンのお手入れいらずのレンジフードをはじめ、天然石を再現した有機ガラス系のワークトップがラインナップ。上質感があるとともに、お手入れしやすい加工がほどこされているため、使い勝手も優れています。
そのほか、間口サイズを1cm 単位で選べる「リフォムス」も人気です。
対応レイアウト | ・I型・L型・U型・対面 |
タカラスタンダード
特徴
ホーローのキッチンといえばタカラスタンダード。扉、収納の側面・内側をはじめ、種類に応じてキッチンパネルやレンジフードもホーロー素材でできています。
ホーローは、湿気、熱、汚れ、腐食に強いのが特長。耐久性に優れ、キズやニオイがつきにくく、お手入れもラクチンです。調理でハネた油も水拭きできれいになります。
また、ホーローは金属がベースのため、マグネットを使用できる点もポイント。マグネット収納で、調理道具、スパイス、タブレット置き場などを作ることができます。
ホーローは他メーカーではほとんど扱っていませんね!
人気のある代表的な商品「トレーシア」
「トレーシア」は2020年に登場した新しいシリーズで、中〜高価格帯のキッチンです。
高品位ホーローがふんだんに使用され、とくにレンジフードまでホーロー製なのが嬉しいポイント。レンジフードの汚れやすいパーツも水拭き・水洗いでOK、食洗機で洗うこともできます。
価格を抑えたいときは、「エーデル」もおすすめです。
対応レイアウト | ・I型・L型・対面型・セパレート型 |
ホーローの頑丈さと汚れの落としやすさは、何十年ときれいに使い続けたい方にぴったりです。
トクラス
特徴
人造大理石といったらトクラスというほど、人造大理石に特化したメーカーです。他メーカーではオプションとなる人造大理石が標準で採用されています。
一般的に人造大理石は、割れたり変色したりする点がデメリットでした。しかし、トラクスの人造大理石は汚れ、キズ、衝撃、熱にも強いのが特徴。他メーカーと比較し格段に厚く、人の手で削ったとしたら100年掛かるといわれるほどです。
人造大理石カウンターキッチンを日本で初めて作ったのがトクラスです。
人気のある代表的な商品「Bb」
「Bb」はトクラスのなかで低〜中価格帯のキッチンです。人造大理石のワークトップの存在感が際立つ、シンプルなデザインが特徴。カラーバリエーションも豊富で、ポップな雰囲気にすることもできます。
シンクやコンロの位置を調整できたり、自分流にアレンジできる大容量収納があったりと、使い勝手も工夫されています。
レンジフードには、内部への油汚れを防ぐ小型フィルターを内蔵。簡単に取り外せるうえ、食洗機でも洗えます。
対応レイアウト | ・I型・L型・対面型・セパレート |
トクラスの前身は、楽器メーカーのヤマハの住宅設備部門。上位クラスの扉には、楽器塗装技術が採用されています!
ウッドワン
特徴
無垢の木の経年変化を楽しみたい方に支持を得ているのがウッドワン。自社所有の森林から採れる木材を、扉やキッチンパネルにふんだんに使用しています。
ワークトップにはステンレスや人工大理石、ホーローなどを採用し、上質感もプラス。無垢材にはウレタン塗装をほどこしているため、お手入れも難しくありません。
他のキッチンメーカーにはない、独特な存在感を放つ個性的なキッチンといえます。
人気のある代表的な商品「su:iji」
「su:iji(スイージー)」には、「炊事(すいじ)」を「easy(イージー)」にという意味が込められています。サっと拭くだけで汚れが落ちる塗装技術は、「無垢の木は扱いにくい」という概念を払拭してくれるはず。
無垢材を使用しているにも関わらず、低価格帯からスタートできる点も魅力です。キッチンに無垢の木を取り入れたいと考えている方は、一度本物を見てみてはいかがでしょうか。
対応レイアウト | ・I型・L型・対面型 |
無垢材に、油やカレー、醤油をこぼしてもシミになりません。
キッチンリフォームのおすすめメーカー・商品まとめ
キッチンリフォームでメーカーや商品を選ぶときに役立つ情報をお届けしました。
メーカーや商品選びは、キッチンに何を求めるかで変わります。機能がたくさん備わっていたり、価格が高かったりすれば満足できるというものではありません。
鈴与ホームパルでは、お客様が求めるものに沿ったご提案をすることを心がけています。
ご家族のなかで意見がまとまらないというときは、ぜひ第三者である私たちを頼ってください。優先順位を整理し、イメージを共有するサポートさせていたただきます。
キッチンをよく知る私たちだからこそできる、プラスワンのご提案をさせていただきます!
この記事のポイント | ・おすすめの比較ポイントは 「お手入れ・収納力・価格・機能(設備)・デザイン」の5つ ・メーカーによって特徴が異なるため、 現状のキッチンにおける悩みを解決できるものを選ぶ |