アクセントクロスでおしゃれな部屋に!選び方や施工事例を紹介
「単調な部屋にインパクトがほしい」「おしゃれな部屋にしたい」、そんなときにおすすめなのがアクセントクロスです。部屋の一角に目を引く壁紙を用いることで、イメージをがらっと変えることができます。
しかし、アクセントクロスは特徴があるだけに、選び方を間違えると後悔してしまうことも……。
この記事では、アクセントクロスを選ぶときの手順や、失敗しないためのコツなどをまとめました。施工事例もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
アクセントクロスを取り入れると、お部屋の表情が豊かになります。
アクセントクロスとは
アクセントクロスとはその名の通り、空間のアクセントになるような色や柄の壁紙のことです。壁の一部分を強調することで、空間に変化をつけることができます。
とはいえ、住宅では白い壁紙が主流だったり、築年数が古いお宅ですと塗り壁だったりすることが多いため、あまり馴染みがないという方も少なくありません。
まずはアクセントクロスにはどんな効果があるのか、メリットについて知っておきましょう。
【アクセントクロスを取り入れるメリット】
・空間に個性を与えられる
・広さや奥行きを演出できる
・目の置き場ができて安心感が生まれる
・手軽にイメージチェンジができる
主張の少ないクロスのなかにアクセントクロスを用いることで、空間に表情が生まれ、個性を感じる部屋に変えることができます。色や柄の選択肢が多いので、明るい・クール・モダン・スタイリッシュなど、さまざまなスタイルが可能です。
また、空間にメリハリがつくため、広さや奥行き感を演出する効果も。とくに細長い空間で有効です。
アクセントクロスは、室内装飾のなかでもコストパフォーマンスがいいリフォームです。たとえば、6畳間の部屋でアクセントクロスを採用する場合は以下が目安になります。工期は1日あれば問題なく行えます。
1面アクセントクロス、3面通常のクロス | 10万円ほど |
アクセントクロス1面のみ | 3~4万円程度 |
ナチュラルな部屋にしたいときは、木目調のクロスがおすすめです。本物の木材よりリーズナブルに行えます!
アクセントクロスの選び方
いざアクセントクロスを選ぼうと思っても、何を基準にして選べばいいのか迷ってしまいますよね。ここでは、アクセントクロスを選ぶときのポイントをご紹介します。
部屋の雰囲気やテーマを決める
アクセントクロスを選ぶ前に、まず部屋の雰囲気やテーマを決めます。
好きな色を使えば心地の良い空間に仕上がるとは限りません。なんとなくで選んでしまうと、ちぐはぐな雰囲気になって落ち着かないことも。
その空間でどんなふうに過ごしたいのか、あるいはどんな印象を与えたいのかを整理し、それに合ったアクセントクロスを選ぶと失敗が少ないです。
ちなみに、アクセントクロスは色のバリエーションはもちろん、レンガや木目など自然素材を模したもの、ラメ入りのものなど種類も幅広く展開されています。
色はグレーやブルーグレーなど北欧テイストが人気。これらの色は、床や柱などの木材との相性が抜群です。
リフォーム会社の担当者とイメージを共有することも大事です。お客様のなかには、雑誌の切り抜きやSNSの写真などを見せてくださる方もいます。
家族構成を踏まえて選ぶ
家族構成によっても選択肢が変わります。大人だけの家庭と、子どもがいる家庭とでは好まれるものが異なり、男女の割合でも違ってくる印象です。
好みは人それぞれですが傾向としては、たとえば子どものいる家庭では、やさしい色合いのアクセントクロスが好まれ、男性が多い家庭ではクール系やワイルド系のものを選ばれることが多いです。
ご家族と相談しながら、色や柄を選んでいきましょう。
お部屋の利用目的・用途に合わせて選ぶ
部屋の目的や用途も意識しましょう。アクセントクロスの施工で多い場所はLDK、寝室、トイレ、天井、和室、子ども部屋など。場所によって機能性を重視したり、少し攻めた色や柄を選んだりすることで、アクセントクロスの効果を際立たせることができます。
LDKでは、テレビボードの背面やカップボードの背面に取り入れることが多いです。どちらかというとシンプルなトーンのほうがマッチしやすく、飽きがきません。
キッチンやトイレ、洗面所などの水回りは、汚れがつきにくい・落としやすいなど機能性もポイントに。トイレや洗面所など狭い空間は、大胆な柄・色でも収まりがいいので、遊び心を取り入れるといいでしょう。
キャラクター柄といえば子ども向けのイメージがありますが、最近は大人にも好まれるおしゃれなデザインのものも出ているので、いろいろ見てみると楽しいですよ。
和室は床の間の壁紙、襖紙に取り入れることが多いです。あえて洋風のデザインやアンティークっぽいものを選ぶと、アクセントクロスの良さが引き立ちます。
子ども部屋は、水色や黄色などパステルカラーを選ぶと、明るく健康的な部屋になっておすすめです。
アクセントクロスを選ぶときの注意点
アクセントクロスは実際に貼るまで完成形を見ることができないため、「想像と違った」というケースが起こりやすい商品でもあります。
色、面積、厚みの部分で気をつけたい点をまとめました。
サンプルと色の見え方が変わる
色は面積が大きいと薄く見え、小さいと濃く見えます。カタログのサンプルは3cm角と小さいので、実際より濃く見えている可能性が高いです。
そのため、壁に貼ると少し薄く見えることを前提に、やや濃い目の色を意識して選ぶと失敗を防ぎやすくなります。
また、光の具合や遠近でも色の見え方は異なるもの。サンプルを見るときは、日の当たる午後の時間に見る、離れて遠くから見るなどすると、より正確に色を認識できます。
できるだけイメージに近いものを見ていただくよう、当社ではB5サイズのサンプルをご用意しています。
取り入れる面積は全体の20%~30%がベスト
アクセントクロスを取り入れる面積は、部屋全体の壁の1/4程度がベストです。
あくまでアクセントなので、主となるクロスの面積を十分に確保することがポイントです。少なくとも、部屋の面積の半分以上を占めないように注意しましょう。
また、アクセントクロスは一番目につくところに使うと効果的。6畳や8畳の部屋でしたら、入った正面の壁に取り入れるのがおすすめです。
壁4面のうちの1面をアクセントクロスにするイメージでいるとよさそうですね。
色が濃く厚みがあるものを選ぶ
印象を変えたい願望はあるものの、白い壁に慣れていると、無意識のうちに控えめな色を選んでしまうことがあります。
これでは周りと馴染んでしまい、せっかくのアクセントクロスが活きません。イメージより少し濃いぐらいのもの、周りとのメリハリがはっきりつくような柄を意識するといいです。
また築年数が経っていると、下地のベニア板等が傷んでいることがあり、貼ったときに凹凸が出てしまうことも。築古の場合はできるだけ厚みのあるものを選ぶと綺麗に仕上がります。
主となるクロスと同系色のものを選びがちですが、のっぺりしてしまうので注意しましょう。
リフォームでアクセントクロスを取り入れた事例
実際の施工例を見ると、よりイメージしやすくなりますよね。鈴与ホームパルで行なったアクセントクロスのリフォームをご紹介します。
トイレにアクセントクロスを
工事内容・目的 | 経年劣化した壁紙を刷新 |
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工期 | 1日 |
かかった費用 | 25万円 |
トイレの壁紙を全面改装し、そのうちの1面にアクセントクロスを採用。トイレは共用部分ですから、ご家族でたくさん話し合ってお気に入りのクロスを選んでいただきました。
お客様からは「印象ががらりと変わって、家族そろって大満足です」との声をいただいています。
キャラクター柄ですが、かわいらしさと大人っぽさのある印象がありますね。
お部屋に合わせたアクセントクロスを
工事内容 | 建売のシンプルな新築物件に個性をプラス。 トイレ・洗面所・居室の内装、外構をリフォーム。 |
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工期 | 1週間 |
かかった費用 | 90万円 |
まだ住んでいない真っ白な建売住宅に、お客様のこだわりや個性を付け足すリフォームをさせていただきました。
白いクロスをネイビーのアクセントクロスに替えたことで、一気にシックな空間に。こちらは息子さんへのサプライズとのことでしたが、大成功させることができました。
アクセントクロスを取り入れると、愛着が湧く空間に様変わりしますね。
アクセントクロスのリフォームまとめ
部屋をおしゃれに彩るアクセントクロスについてご紹介しました。イメージを刷新させたいという想いがあっても、失敗したくないという気持ちが働いて、ついつい無難なものを選んでしまうことがあります。
しかし、アクセントクロスの場合は、思い切った選択が成功の秘訣。リフォーム会社の担当者のアドバイスを伺いながら、まずはお好みのクロスを選んでみましょう。
鈴与ホームパルでは、話しやすい・相談しやすい雰囲気を大切にしています。
リフォームすると部屋が綺麗になったり機能性が高まったりしますが、お客様とイメージや想いを共有できなければ、本当の満足は提供できないと考えているからです。少しでも気になることがありましたら、ぜひ遠慮なくご相談ください。
その場限りのリフォームにならないよう、アフターメンテナンスも定期的に実施しています。
この記事のポイント | ・アクセントクロスは空間にメリハリが付けることができ、 コストパフォーマンスも良いリフォーム ・アクセントクロスを選ぶときは、部屋の雰囲気や用途、家族構成を考える ・サンプルと色の見え方が変わるため、濃いめのカラーを選ぶことを意識する |