玄関ドアのリフォーム費用はどのくらい?ドアの選び方と事例も紹介!
「住まいの防犯性を高めたい」「家の印象を変えたい」、そんなときにおすすめしたいのが玄関ドアのリフォームです。
玄関は住まいの出入り口であり家の顔でもありますから、防犯性やデザイン性にもこだわりたいですよね。
この記事では、ドアの種類別のリフォーム費用相場から費用を抑えるコツ、玄関ドアを選ぶときのポイントなどをまとめました。リフォーム事例も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
玄関ドアは1日あればリフォームできます!
種類別!玄関ドアリフォームにかかる費用
さっそく、玄関ドアリフォームの費用相場を見ていきましょう。以下は、ドア本体+工事費込みの費用相場です。
玄関ドアの種類 | 費用相場 |
標準的な玄関ドア | 30~50万円 |
機能性・デザイン性が高い玄関ドア | 50~60万円 |
標準的な玄関ドア(アルミ製、2ロックなど)で30〜50万程度です。
断熱機能やセキュリティ機能が優れていたり、採光性やデザイン性が高かったりするドアの場合は50〜60万円程度となります。
現在の玄関ドアは2ロックが標準仕様です!
玄関ドアは開閉の仕方でいくつかの種類にわかれます。主な種類をご紹介します。
開き戸 | ・片開き扉 ・親子扉 |
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引き戸 | ・引き違い扉 ・片引き扉 |
玄関ドアは開き戸・引き戸の大きく2タイプに分類できます。現在8〜9割の方が開き戸をばれています。
引き戸を選ぶ方は、「網戸を設置したい」「出入りのしやすいドアにしたい」という方が多い傾向です。
開き戸の中でも特にオーソドックスなのが片開き扉です。扉が1枚で、左右の一方だけが開いたり閉じたりします。
対して親子扉は、親扉と子扉の2枚セットになっていて、通常は親扉で出入りし、間口を広げたいときに小扉を開放します。
引き戸の中で一般的なのが、引き違い扉。引き戸が2枚設置され、どちらからも開閉できるタイプです。それに対し、引き戸が1枚のタイプを片引き扉といいます。
開き戸であれば親子扉、引き戸であれば引き違い扉のほうが金額は高くなりますが、いずれも50万円に収まる範囲です。
玄関ドアリフォームの費用の内訳
以下は、一般的な玄関ドアリフォームの費用内訳です。
・既存のドアの撤去費用
・玄関ドア本体の費用
・取り付け費用
玄関ドアのリフォーム理由は、「老朽化したから新しくしたい」「防犯性の高いドアにしたい」というものが大半なので、枠組みは活かしてドアだけ交換する工事が一般的です。
そのため施工費は、基本的に既存のドアの撤去費用と新しいドアの取り付け費用のみとなり、これらで8万円程度。工事も1日で完了できます。
>玄関の間口の広さを変えたい場合は、外壁工事や内装工事が伴うため、その分費用と工期がかかります。
このほか、ドアノブのみ・鍵のみ交換といった部分リフォームも可能です。
レバーハンドルを回すとひっかかりを感じる、鍵の回りが悪いなどの症状があるときも、リフォーム会社に相談すれば対処してくれますよ。
玄関ドアを選ぶときのポイント
玄関ドアは、主に3つのポイントに注目して選ぶと失敗が少ないです。以下で詳しく見ていきましょう。
・防犯性
・断熱性・防火性
・採光などのデザイン性
防犯性
先ほども紹介した通り、鍵は2ロックが標準仕様になっていますが、さらに防犯性を高めたいときは鍵の種類にこだわりましょう。
近年よく選ばれているのが電子錠です。
カードをかざすタイプや、リモコンを携帯していればドアのボタンをタッチするだけで施解錠できるタイプなどがあります。後者は車のキーと同じシステムです。
鍵を鍵穴に挿し込んで施解錠する従来の鍵は、ピッキングによる不正解錠のリスクがありますが、電子錠の多くは鍵穴がないため防犯性が高まるといえます。
ガラス面の多い従来タイプの引き戸をお使いの方は、アルミ製ドアに交換するだけでも防犯性は高まります。
断熱性・防火性
開口部である玄関ドアは、住まいのなかでも熱が逃げやすい箇所です。断熱性能の高いドアにすることで、玄関まわりの温度を一定に保ち、冷暖房率を上げることができます。
また、玄関が南向きのご家庭の場合は、ドアに日光が当たって熱くなることがあります。
実は「夏場のドアが熱くて困っている」という方はけっこう多いもの。断熱ドアで熱さ対策ができますよ。
玄関ドアの防火性については、特に防火地域、準防火地域にお住まいの方に知っておいてほしい性能。これらのエリアでは、玄関ドアは防火戸と指定されている場合があるためです。
防火地域、準防火地域かどうかは建築確認通知書で確認できるので、あらかじめチェックしておくと安心です。
防火地域と準防火地域は、駅周辺や建物密集地などで指定されていることが多いです。
採光などのデザイン性
玄関の明るさも意識したいところですよね。光を採り入れたいときは、採光窓やスリットのある玄関ドアがおすすめです。
扉そのものに採光窓があるタイプから、扉の横の袖(そで)と言われる部分がガラスになっているタイプ、ドアの上部に欄間があるタイプなど種類はさまざまです。
採光は玄関に明るさをもたらすだけでなく、玄関のデザイン性にも関係してくるもの。お気に入りのドアを選ぶと、暮らしに彩りが増します。
また、玄関ドアは基本的にアルミ製ですが、塗装の色は多種多様。木目調の樹脂シートがほどこされているものもあるので、家の雰囲気に合わせて選びましょう。
玄関ドアの色褪せや、外観の見栄えが気になってリフォームのご依頼をいただくこともあります。
玄関ドアリフォームの費用を抑えるためのコツ
玄関ドアをリフォームしたいけれど、費用はできるだけ抑えたいと考えている方はいませんか?
費用を抑えたい方は、以下の3つを意識しましょう。
・扉本体のグレードを考える
・ドアノブの不具合なら部品交換も検討する
・他のリフォームと一緒なら補助金を活用する
まずは、玄関ドアの性能を必要なものだけに絞りましょう。機能性やデザイン性の高いものは、その分価格も高くなります。
ドアノブの不具合だけなら部分交換もおすすめです。10年程度など年数があまり経っていないようであれば、ドア自体はまだお使いいただけることが多いです。
補助金を活用して費用を抑える方法もあります。ただし、玄関ドア単体では要件を満たさないため、他のリフォームと一緒に行う場合に検討してみてください。
玄関ドアの補助金に関してはこちらの記事で詳しく説明しているので、ぜひチェックしてみてください。
【関連記事】
玄関ドアリフォームに補助金は使える?補助金の種類と注意点 >>
玄関ドアリフォームの事例
実際のリフォーム例を見ると、よりイメージしやすくなりますよね。ここでは、当社で行なったドアリフォームを紹介します。
経年劣化による玄関ドア交換
リフォーム内容・理由 | ドアの閉まりが悪く、古さが目立ってきた |
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工期 | 1日 |
かかった費用 | 40万円 |
リフォームの目的は、経年劣化によるドアの見た目と使い勝手の改善でしたが、ドアを新しくしたことで他の部分も綺麗にしたいという気持ちが生まれ、結果、照明とポストも刷新。玄関周りの印象がガラっと変わりました。
お客様からは「ドアを変えてから外の音が気にならなくなりました」という嬉しいお言葉も。玄関ドアを新しくすると、遮音性能もアップします。
玄関ドアだけでなく、照明やポストなどのリフォームもお任せください。
断熱性と防犯性の高い玄関ドアに
リフォーム内容・理由 | 老朽化したドアを新しくしたい 引き戸を開き戸にしたい |
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工期 | 1日 |
かかった費用 | 50万円 |
引き戸から親子扉にリフォームした事例です。採光を確保しつつ断熱仕様にしたことで、明るさを保ちながら機能性を向上。2ロックになったことで安全性も高まりました。
お客様からは「玄関は家の顔なので綺麗になって嬉しい」と大変喜んでいただきました。
工事が1日で終わったことにも驚かれていました。
このほかにも、鈴与ホームパルでは玄関ドアリフォームの施工を数多く行なっております。施工事例を見て、イメージをより具体化してみてくださいね。
玄関ドアリフォームの費用まとめ
機能性やデザイン性に優れた玄関ドアは多数ありますが、ベストな玄関ドアはご家庭それぞれで異なるものです。
そのため、リフォームのご相談をいただいたら、まずは「なぜリフォームしたいと思ったのか」という部分をしっかりお伺いすることを大切にしています。その上で、問題を解決できる玄関ドアをいくつかご提案させていただきます。
現在の玄関ドアは標準グレードでも性能が高いため、古いドアから刷新するだけでも満足度が高いです。
また、玄関ドアのリフォームは短期間で行えます。リフォーム工事によるストレスが少ないので、玄関ドアに少しでも不安を感じている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
分からないことや不安に思うことがあったら、遠慮せずにどんどんお尋ねくださいね。
この記事のポイント | ・玄関ドアリフォームの費用相場は30万~50万円 ・8~9割ほどの方が開き戸を選ばれている ・選ぶときは防犯性、断熱性、デザイン性をチェックする |