シャッターは台風対策に有効!台風前にやっておくことも解説
シャッターは、効果的な台風対策の方法として注目されています。
台風は、日本において避けられない自然災害の一つです。シャッターを設置することで、台風による強風や飛来物から建物を守り、騒音の対策にも役立ちます。
ただし、台風対策でシャッターを設置するなら、シャッター自体の対策も必要です。この記事では、台風対策におけるシャッターの役割や、シャッター自体の台風対策の必要性、万が一シャッターが破損した際の対応について解説します。
【この記事でわかること】
◎台風対策におけるシャッターの役割
◎シャッター自体の台風対策の必要性
◎台風でシャッターが破損した際の対応
シャッターは台風対策に有効
台風の際、シャッターが果たす主な役割は以下の2点です。
・飛来物から窓や車を守る
・外の音を軽減する(防音)
それぞれ見ていきましょう。
飛来物から窓や車を守る
シャッターを設置することで、風や飛来物から窓や車を守ることができます。
台風の時は、強い風圧や風によって飛ばされた木片や看板などの飛来物により、窓ガラスが割れてしまうリスクが高くなります。
窓が割れてしまうと、室内にガラス破片や物が散乱し、居住者が怪我をする原因になりかねません。さらに家の中に強風が流れ込むことで屋根が吹き飛んでしまう可能性も考えられます。
また、ガレージの場合も飛来物によって車が傷つくリスクを考慮する必要があります。
シャッターを取り付けることは、このような飛来物から、窓や車を守るために効果的です。
台風時に窓ガラスが破損してしまうのは、風(風圧)だけでということではなく、強風による飛来物が原因となるケースが多いです。
外の音を軽減する(防音)
シャッターを設置することで、室内に聞こえてくる雨風の音を軽減できます。
台風時の外部環境は60dB程度とされており、これは一般的な会話相当の音量です。一方、シャッターを設置することで、この音を30dBほど軽減することが可能です。シャッターを設置して音量を下げれば、台風の時でも室内の音環境を、平時における郊外の深夜程度の静けさまで抑えることができるのです。
シャッター自体が風に揺れて発生する音もあるため、完全に音がなくなるわけではありません。それでも全体的な騒音のレベルは低下するため、快適な室内環境をキープできます。
シャッター自体の台風対策も行おう
シャッターは窓や車を守る重要な役割を果たしますが、同時にシャッター自体も台風による損傷のリスクにさらされています。そのため、シャッター自体の台風対策も重要です。
台風時には、シャッターを確実に閉めることが基本的な対策となります。また、電動シャッターの場合は、停電に備えて手動での操作方法を確認しておくと安心です。
以下で、詳細な台風対策の方法について見ていきましょう。
シャッターの状態を事前確認しておく
シャッターが台風時に問題なく機能するためには、事前に状態を確認しておくことが大切です。せっかく台風対策としてシャッターを設置しても、肝心なときに使用できなければ意味がありません。
シャッターの使用時に「開閉時に大きな音が鳴る」「開閉がスムーズにできない」といった症状があれば、メンテナンス不足が考えられます。
これらの症状は、適切なメンテナンスを行うことで事前に防げるため、日常的に開閉を行い、定期的にシャッターの状態を確認しましょう。
シャッターは断熱性や遮光性にも優れているため、日常的にも使用することで設置効果を実感いただけます。
シャッターを補強しておく
台風時にシャッターが壊れないようにするためには、事前にシャッターを補強しておくことが大切です。シャッターの補強方法はいくつかありますが、いずれも複雑な工事などは不要で、自分で対策ができます。
例えば、風の影響を受けたスラット(シャッター開閉時に上げ下げする開口部のドアの役割をもっている部分)が、ガイドレール(シャッターの左右にあり、スラットを開閉する際にガイドしている左右の溝部分)から外れないようにするため、隙間に緩衝材を固定する方法があげられます。
ほかにもシャッターガードと呼ばれる専用の補強パーツをスラットに取り付ける方法も効果的です。
シャッター付近の物を動かしておく
シャッターの周辺に物があるとシャッターにぶつかる可能性が高くなるため、台風が近づいてきたら、事前にシャッター付近の物を片づけておくこともポイントです。
具体的に以下のような物は室内やガレージ内に収納しておきましょう。
・プランター
・物干しざお
・庭用家具
・カー用品
特に空のプランターのような軽量の物や風の影響を受けやすい形状の物は、予想以上に遠くまで飛ばされることがあるため、優先して収納しておくと安心です。
もし室内やガレージ内に入らない大きな物がある場合は、風の影響を受けにくい塀や建物の陰に置き、ロープなどでしっかりと固定することをおすすめします。
周囲に飛ばされてしまった際に、シャッター以外の物を壊してしまう危険性も考えられるため、できる限り移動しておきましょう。
シャッターが台風で壊れてしまったときは?
台風によってシャッターが壊れてしまった場合、以下のパーツに破損箇所が無いか確認しましょう。
・スラット
・ガイドレール
・電源の故障(電動シャッターの場合)
など
もし故障している場合は、保険が適用される可能性があるため、加入している火災保険が適用できるか、保険会社に確認することをおすすめします。
また、賃貸物件の場合であれば、基本的にシャッターの修理は貸主負担となります。ただし、自分で後から取り付けたシャッターの場合、取り付けた人の負担になることを留意しておきましょう。
万が一変形などの大きな損傷があった場合は、自分自身で修理することが難しいため、無理せず専門業者に依頼しましょう。
シャッターの台風対策まとめ
台風対策としてシャッターを設置することで、飛来物から窓や車を守り、外部の騒音を軽減できます。一方、シャッター自体も台風による損傷のリスクがあるため、日常的にシャッターの状態を確認しましょう。
こまめに開閉することで、不具合を早期に発見し対処することができます。また、台風接近時には周辺の物を片づけ、必要に応じてシャッターの補強を行うことで、より効果的な対策が可能です。
万が一シャッターが破損した場合は、冷静に状況を確認し、保険の適用可能性を検討した上で、専門業者に修理を依頼しましょう。
シャッターの設置や台風対策に関するご相談は、鈴与ホームパルにお任せください。専門家による適切なアドバイスにより、安全で快適な住環境づくりをサポートいたします。
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