COLUMNリフォーム豆知識
玄関・サッシ 2024.08.09

サンシェードの取り付け方や固定方法について解説!

サンシェードの取り付け方や固定方法について解説!

サンシェードは、部屋の外側に設置することで窓から入る日差しをカットし、部屋の温度を下げる設備です。その効果はカーテンよりも高く、中には8割以上の太陽熱をカットし、室温を約3℃下げる製品もあります。また、プライバシーを守る役割もあります。

DIYでの設置も可能ですが、取り付け方によっては外壁に穴を開ける必要があるため、リフォーム会社に依頼するのが安心です。本記事では、効果的なサンシェードの取り付け方について詳しく紹介していきます

日除けとして効果的にサンシェードを取り付けるには

サンシェードは、バルコニーの手すりや、天井、テラス屋根など、様々な箇所に取り付けることができます。家の構造に合わせた取り付け方法を選びましょう。

一般的には、日照時間の長い南面の窓に取り付けることで、日差し除けの効果が高くなります。ただし、時間帯によって日が差し込む方角は変わるため、必要に応じて他の方角への設置も検討しましょう。

サンシェードを選ぶ際は、UVカット率が高いものや、窓よりも少し大きめのものを選ぶことで、より効果的に紫外線をカットすることができます。また、窓に沿って平行に取り付ける際は中間フックを付けて半開きにしたり、窓に対して斜めに取り付けたりすると、家の中に風を取り込みながら日除けができるので一石二鳥です。

鈴与ホームパル

日差しをカットするには、室外での対策が有効です。室内でのカーテンでは約50%、室外でのサンシェードでは約90%の効果があると言われています。

サンシェードを屋外に取り付ける方法

サンシェードを屋外に取り付ける方法には、主に外壁に穴を開けて取り付ける方法と、穴を開けずに取り付ける方法があります。それぞれのメリットや注意点を見ていきましょう。

外壁に穴を開けて取り付ける

木やコンクリートの外壁にサンシェードを取り付ける場合、外壁に穴を開けてフックをピンやビスで固定する必要があります。この方法は確実な固定ができる一方で、いくつかの注意点があります。

サンシェードを垂直方向で設置する際の取り付け金具は、ピン固定でも可能です。しかし、斜めに取り付けたい場合は、より強固な固定が必要となるため、ビス固定が推奨されます。

ビスで固定する場合は、壁の下地の有無を確認しなければなりません。また、雨漏りを防ぐため、適切な防水処理を行うことも重要です。これらの作業には専門的な知識と技術が必要となるため、DIYに慣れていない方にとっては難しい場合があります。

サンシェードはDIYでも設置可能ですが、取り付け方法によっては専門的なスキルが必要になります。そのため、確実な施工と安全性を確保するためには、リフォーム業者に依頼することをおすすめします。

外壁に穴を開けないで取り付ける

既存の構造物を利用することで、外壁に穴を開けずにサンシェードを取り付けることも可能です。この方法では、サッシ枠、シャッター、雨戸、窓、物干しざお、手すり、フェンスなどに金具を取り付けて、サンシェードを設置します。

取付金具は、取り付ける場所の形状や材質によって異なります。サッシ専用タイプやマグネット式など、様々な種類があるため、取付場所に合ったものを選びましょう。

取付金具やサンシェードを自分で選ぶのが大変な場合は、LIXILのスタイルシェードがおすすめです。スタイルシェードは窓枠や壁に穴を開けずに専用金具で簡単に取り付けられる「アナノン®構造」を採用している、人気の製品です。

より簡易的な対策を求める場合は、つっぱり棒式のサンシェードという選択肢もあります。これは、窓枠につっぱり棒を設置し、そこにサンシェードを取り付ける方法で、賃貸住宅などでも比較的簡単に設置できます。

鈴与ホームパル

鈴与ホームパルが請け負ったサンシェードの取り付けにおいても、LIXILのスタイルシェードが圧倒的な人気を誇っています。生地の強さや耐久性も優れているため安心です。

サンシェードを家に取り付ける際に気をつけること

サンシェードを安全に取り付け、その効果を最大限に引き出すためには、次のような点に注意が必要です。

・風に弱いため対策が必須
・集合住宅や賃貸の場合は利用規約および現状維持できるかを確認

それぞれ見ていきましょう。

風に弱いため対策が必須

サンシェードは風に弱いため、適切な対策を講じることが重要です。例えば強風や台風が予想される際は、事前にサンシェードを収納するか、取り外しておく必要があります。これは、天気予報などを定期的に確認し、適切に対応することで実現できます。

特にDIYで設置した場合は注意が必要です。風によりサンシェードが外れてしまうと、窓や外壁、車などを傷つける恐れがあり、非常に危険です。安全性を確保するためにも、確実な固定と適切な管理が欠かせません。

日常的な風対策としては、フックなどが外れないように取付金具にマグネットを複数取り付ける、強力なマグネットを使用すると良いでしょう。また、サンシェードの下におもりやペグを取り付けて固定している場合は、ロープをしっかり固定するほかに、ペグ自体の固定も強化してください。

集合住宅や賃貸の場合は管理規約および原状維持できるかを確認

マンションなどの集合住宅や賃貸物件でサンシェードを設置する場合は、多くの場合、ベランダの利用方法が管理規約で定められています。そのため、事前にサンシェードの設置が許可されているかどうかを確認してください。

また、設置が許可されている場合も、賃貸物件の外壁に穴を開けてしまうと、退去時の原状回復費用が高額になる可能性があります。そのため、取り付ける際はネジやマグネットで固定するタイプを選ぶことをおすすめします。これにより、退去時の原状回復が容易になります。

穴を開ける必要のないタイプでも、風で飛ばされてしまうと近隣の住宅に迷惑がかかる可能性があります。そのため、きちんと固定し、風の強い日は収納するか取り外しておくようにすると安心です。これは、近隣との良好な関係を維持するためにも重要です。

※未作成 <内部リンク|サンシェード ベランダ 取り付け方 賃貸>

サンシェードの取り付け方に関するまとめ

サンシェードは、窓の外に設置し、直射日光や熱をカットする日除け対策設備です。家の構造に合わせて様々な取り付け方が可能です。

マンションなどの集合住宅や賃貸物件の場合は、設置するまえに、設置が許可されているかどうか管理規約を確認してください。
DIYでの設置も可能ですが、風への対策や適切な取付金具・サンシェードの選択には専門的な知識が必要となるため、安全性の観点から、リフォーム会社に相談することをおすすめします。

サンシェードを適切に設置し、管理することで、夏の暑さ対策や紫外線対策を効果的に行うことができます。快適な室内環境の実現に向けて、ぜひ専門家に相談し、最適なサンシェードの設置方法を見つけてみてください。

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