COLUMNリフォーム豆知識
玄関・サッシ 2022.08.12

玄関ドアはDIYで交換できる?費用を抑える方法についてもチェック

玄関ドアはDIYで交換できる?費用を抑える方法についてもチェック

「玄関がなんだか古びてきた」、「ドアの開閉や施錠・解錠がしにくくなった」、そんな風に感じたら、玄関ドアの交換のタイミングです。

ただ、玄関ドアの交換やリフォームをするにしても、費用はできるだけ抑えたいですよね。DIYが好きな方なら、「玄関ドアを自分で修理したり、交換したりしたら、少しは安くすませられるのでは?」と思うかもしれません。

そこでこの記事では、玄関ドアのDIYについてまとめました。

玄関ドアをDIYすることはできるの?

そもそも、玄関ドアはDIYできるのでしょうか?

DIYする方の知識や技術、玄関ドアの種類などにもよりますが、玄関ドアを自分で付け替えたり、自作したりするのは、絶対に不可能というわけではありません。インターネットなどでは、玄関をDIYしたという記事を見ることができます。手作りの玄関ドアを設置したら、わが家への愛着がいっそう増しそうですよね。

ただ、実際のところ、玄関ドアのDIYはおすすめできません

なぜなら、玄関ドアのDIYは工数も費用もかかるうえに、失敗するリスクが高いからです。結果として、安くすませられるはずが、かえって高くついてしまうケースも少なくありません。

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玄関ドアの交換・リフォームは、専門業者に依頼することをおすすめします。

玄関ドアのリフォームをDIYやリメイクしたらどんな失敗が起きやすい?

先ほど、玄関ドアのリフォームを自分で行うのはおすすめしないとお伝えしましたが、DIYした場合、どんなリスクがあるのでしょうか。

ここでは、玄関ドアをDIYやリメイクによってリフォームした場合に起こりうる、失敗についてご紹介します。玄関ドアのDIYやリメイクを検討している方は、実行に移す前にぜひチェックしてください。

購入した玄関ドアのサイズが合わない

玄関ドアを自分で購入し、既存のものと交換するには、既存のドアと同じタイプ・サイズのものを選ぶ必要があります。ただ、既存のドアと同じタイプ・サイズの製品を選んでも、すき間なくぴったりと収まるとは限りません

目立った変化がなくても、経年劣化により、家の骨組みが歪んでいることがあります。そのため、いざ新しく購入した玄関ドアを設置しようと思っても、うまくはまらないことがあるのです。

このような状況で新しい玄関ドアを無理矢理設置すると、玄関枠との間にわずかなすき間ができたりして、気密性が下がる可能性があります。また、台風や雷雨などの悪天候時には、雨や浸水した水が家の中に入ってきてしまうおそれもあります。

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気密性が下がると、冷暖房の効きが悪くなったり、外部の騒音が聞こえやすくなったりします。

玄関ドアまわりにキズがついてしまう

玄関ドアは想像以上に重さがあり、運搬や取り付けには相応の技術と経験が必要です。また、玄関ドアのまわりには玄関枠や外壁、インターホン、表札、照明などがあり、これらの破損を防ぐための下準備や配慮も求められます

そのため、一般の方が玄関ドアを自分で設置しようとすると、玄関ドアのまわりを傷つけてしまう可能性大です。傷つけてしまったら、当然、新たに補修が必要となり、余計な手間とコストがかかります。

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作業中や取り付け後に玄関ドアが倒れたりしたら、大けがをするおそれもあります。

思ったほどきれいにならない

玄関ドアそのものを交換するタイプのDIYはなく、ペンキなどで色を塗ったり、市販のフィルムやシート、木材を貼ったりする、リメイク系のDIYをイメージされた方もいるかもしれません。

実は、リメイク系DIYもあまり推奨できません。こちらもまた、失敗する可能性が高いからです。

たとえば、アルミ製の玄関ドアの場合、表面にかすかな凹凸があります。そのため、「思ったようにきれいに仕上がらなかった」とがっかりしてしまうケースが多いのです。また、木材などを貼り付けるとドア自体が重くなり、開閉がしにくくなるというデメリットもあります。

玄関ドアの交換をDIYする場合にかかる費用

この項目では、玄関ドアをDIYする場合にどれくらいの費用がかかるのかを見ていきます。思ったよりも費用がかかることに驚かれるかもしれません。

工具の購入

玄関ドアをペンキなどで塗装したり、フィルムやシート、木材などを貼ったりする場合は、ペンキ、フィイルやシート、木材などのほかに以下のようなアイテムを買いそろえる必要があります。

・表面の塗装を研磨するための研磨剤
・ドアやドアノブなどを外すための工具
・ペンキなどを塗りやすくするための下地処理剤や下塗り剤
・ペンキを塗るためのはけ、ローラー
・周囲にペンキなどがつけないようにするための養生テープ 
・塗料などを混ぜるためのヘラ
・フィルムやシート、木材などを玄関ドアに合うサイズにカットするための工具 など

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外した玄関ドアを解体する場合は、解体のための工具も必要です。

ドア本体の費用

玄関ドアそのものを交換する場合には、ドア本体を購入する必要があります。製品の仕様やタイプにもよりますが、標準的な玄関ドアの場合、費用は20万円~35万円が目安になります。

また、サイズを間違えてしまうと返品や再購入の必要が生じ、その分の費用がかかることも考慮しておきましょう

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玄関ドアはすべて同じ規格で製造されているわけではありません。正しい玄関ドアを選ぶこと自体がかなり難しいといえます。

廃棄費用

玄関ドアを取替え(取り替え)たら、もともと使っていた玄関ドアは処分する必要があります。

玄関ドアはその大きさ、素材などから、粗大ごみの分類になりますが、玄関ドアに関しては受け付けていない自治体が多いようです。自治体が収集していない場合、料金を払って専門の処理業者に処分を依頼することになります。

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木製ドアであれば、規定の大きさに解体することで自治体のごみ収集に出せる可能性があります。

玄関ドアをリフォーム会社などに依頼する場合にかかる費用について知りたい方は、下記の記事をご参照ください。

玄関ドアのリフォーム費用はどのくらい?ドアの選び方と事例も紹介!>>

玄関ドアをDIYするよりリフォームの費用を抑える方法はある?

ここまで、玄関ドアのDIYにありがちな失敗やトラブル、かかる費用について解説してきました。玄関ドアをDIYでリフォームすることの難しさをご理解いただけたのではないでしょうか。

玄関ドアのリフォームは、専門業者に依頼するのがいちばんです。ただ、専門業者に依頼する場合、気になるのが費用です。コストはできるだけ抑えたいですよね。

そこでここからは、リフォームのコストを軽減する方法について見ていきましょう。

自分で購入したドアの取り付けを依頼するのは可能?

専門業者にリフォームを依頼する場合は、専門業者が提携する玄関ドアメーカーの製品のなかから、好みの玄関ドアを選ぶのが一般的です。一方、自分で玄関ドアを購入してそれを専門業者に支給し、取り付けだけをお願いする方法もあります。これを「施主支給」といいます。

施主支給には選択肢が広がる、費用を抑えられる可能性といったメリットがありますが、玄関ドアに何らかの不具合があった場合、原因が製品そのものにあるのか、運送会社や施主にあるのか、責任の所在が曖昧になるというデメリットもあります。

そのため、玄関ドアの施主支給を受け付けていない専門業者も少なくありません

また、玄関ドアの販売だけを行っているショップで購入すると、何らかのトラブルが生じたときに対応してもらえない可能性があります。そのようなショップで玄関ドアを購入するのは、控えたほうがいいかもしれません。

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当社も玄関ドアの施主支給はお引き受けしていません。あらかじめご了承ください。

カバー工法なら低コストかつ短時間で交換が可能

玄関は、外壁と接している「玄関枠(ドア枠)」と、玄関枠にはめ込む「玄関ドア」で構成されています。

ひと昔前までは、玄関ドアをリフォームする際には、玄関枠を外壁から切り離さなければなりませんでした。そのため、外壁や床の解体、仮ドアの設置、玄関ドア設置後の補修などの工程が必要となり、工期は長く、費用は高くなる傾向にありました。

しかし近年は、「カバー工法」により、短時間&低コストでのリフォームが可能となっています。カバー工法は、既存の玄関枠を残して、その上に新しい玄関枠をかぶせる工法です。玄関枠まわりの解体や補修などの工程が必要なく、施工も1日で終わります。

カバー工法を採用しているところが多いため、業者に依頼した場合でも従来より費用を抑えられます。

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玄関ドアのリフォームのコストを抑えたいのなら、カバー工法を検討してみるといいでしょう。

他のリフォームと一緒に行うなら助成金などが活用できる場合も

介護・バリアフリーのためのリフォームや、エコ・省エネのためのリフォームの場合、国や自治体が行っている補助金もしくは助成金制度を利用できる可能性があります。リフォームを決める前に一度調べてみるといいでしょう。

また、玄関ドアのリフォームだけでは補助金や助成金の対象にならない場合も、ほかのリフォームとあわせて行うことで対象となり、トータルコストを抑えられるかもしれません

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補助金や助成金の利用には事前の申請が必要です。また、予定より早く終了することもありますので注意してください。

補助金については、以下の記事でより詳しく解説しています。
玄関ドアリフォームに補助金は使える?補助金の種類と注意点>>

玄関ドアのDIYまとめ

玄関ドアは“住まいの顔”です。また、防犯や防災においても大切な役割を果たしています。安心・安全な暮らしを続けるためにも、玄関ドアのリフォームはDIYではなく、信頼できる専門業者に依頼することをおすすめします。

鈴与ホームパルでは、住まう方のご希望やライフスタイルに合う玄関ドアのリフォームをご提案するよう心がけています。また、玄関ドアリフォームの実績も豊富です。玄関ドアのリフォームで迷ったら、ぜひ一度ご相談ください。

この記事のポイント・玄関ドアをDIYすると失敗が起きやすいため、業者に依頼したほうが安心
・近年ではカバー工法を採用しているため、
 DIYより手間も時間もかからず、費用も抑えやすい傾向に
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