玄関ドアの交換はどこに頼むのがいいの?選び方のポイントとは
家の顔であると同時に、暮らしの安全を守ってくれる玄関ドア。不具合が生じたときはきちんと対処したいですよね。
しかし、いざ玄関ドアを交換しようと思っても、「どこに依頼すればいいのか分からない」あるいは「選択肢がいろいろあって迷ってしまう」という方は少なくありません。そこで今回は、玄関ドアリフォームの依頼先にはどんなところがあるのか、会社を選ぶときのポイントなどをご紹介します。
リフォームの失敗を防ぐためにも、それぞれの業者の特徴を知っておきましょう。
玄関ドアの交換はどんな業者にお願いできるの?
玄関ドアの交換ができる業者は、主に以下の3社が挙げられます。
・建具屋
・リフォーム会社
・ホームセンター
それぞれの特徴について、以下で詳しく見ていきましょう。
建具屋
建具屋とは、ドアや窓、襖、障子などの建具に特化したお店のことです。自ら建具を製作したり、既存のメーカー製の建具を修理したり取り付けたりといったサービスが主な業務となります。
建具に関しては専門的な知識をもっていますが、間口の変更や内外装の改修などを伴う大きな工事になると、対応できないことも。依頼する際には、どの範囲まで行ってもらえるか確認するといいでしょう。
建具屋は地域密着の傾向があり、「まちの建具屋さん、まちのサッシ屋さん」といったイメージがありますね。
リフォーム会社
リフォーム会社は、住まいの改修や改築を手掛ける会社です。外壁や屋根、内外装や水回り、間取り変更から外構・エクステリアまで幅広く手掛ける会社があったり、これらの一部を得意とする会社があったりとさまざまです。
建具屋やホームセンターとの大きな違いは、リフォーム領域の広さと提案力。家のつくりを理解しているので、玄関ドアの交換の範囲を超える工事や、細かな要望にも柔軟に対応してくれるでしょう。
ただしその分、費用については建具屋やホームセンターよりも高くなる可能性があります。また、技術力も会社によって異なります。
見積もりの内容や実績を確認することが大事です。
ホームセンター
昨今では、リフォームまで手掛けるホームセンターが増えていますね。ホームセンターは身近な存在であることから、声をかけやすいと感じることもあるでしょう。
ただし、主事業が小売業であることから、工事の知識や技術をどのくらいもっているかは分かりにくい部分があります。また、会社によって得意とする工事や対応範囲も異なるため、事前の情報収集がポイントに。そもそも玄関ドアの施工は行っていないという会社もあるかもしれません。
ホームページなどで実績の有無を確認したり、口コミなどをチェックしてみたりしましょう。
玄関ドアリフォームを依頼する会社選びのポイント
玄関ドアは家の印象や防犯性に深く関わるものですから、依頼する会社は慎重に選びたいですよね。ここでは、信頼できる会社を選ぶときのポイントをご紹介します。
見積書が細かく書かれているか
見積書は、優良会社を見極める判断材料のひとつになります。工事の内訳や使う資材などをきちんと明記している会社は、透明性があると判断できるでしょう。
逆に、「工事一式」などと表記されている場合は、不当な額を請求されたり、手抜き工事をされたりする可能性も否めません。
また、リフォームは家の状態に合わせた柔軟な工事が求められるため、追加工事が発生することはしばしばあります。その際の費用についても、事前にお知らせしてくれる会社は親切です。
「無料だと思っていた追加工事が有料で、後から追加料金を請求されて困った」ということのないようにしましょう!
玄関ドアのリフォームの費用の目安が気になる方は、こちらの記事もあわせて読んでみてくださいね。
玄関ドアのリフォーム費用はどのくらい?ドアの選び方と事例も紹介!>>
商品や工事内容について丁寧説明してくれるか
「商品のメリットだけでなく、デメリットも説明してくれるか」「必要となる工事や、その工事を行わなかったときのリスクについて詳しく説明してくれるか」といった点も重要です。
玄関ドアの交換工事では、玄関に段差が生まれたり、玄関の開口が狭くなったり、ドアが重たくなったりすることがあります。これらを知らずにリフォームすると、「ドアは新しくなったけど、使い勝手が悪くなってしまった…」ということになりかねません。
また、玄関ドアは外に接しているため、施工の際には防水処理が欠かさせません。しかし、見た目では分からない部分なので、手を抜こうと思えばできる部分です。こうした細かな工事もしっかり行ってくれるかどうかも、確かめておきたいところです。
悪い面や細かな工事について、きちんと分かりやすく教えてくれるかはとても重要なポイントです!
玄関ドア以外の部分も確認してくれるか
玄関ドアの交換では、ドア以外の部分への配慮も大切です。玄関の設計に合ったドアを選ばないと、インターホンや表札、照明などがドアに干渉し、開けづらくなってしまうことがあります。
またドアが新しくなると、ドア以外の部分の古さが際立ってしまうことも。玄関まわりをトータルに考え、いろいろな選択肢を提案してくれるところを選ぶと、満足のいくリフォームを実現しやすくなります。
玄関ドアリフォームの実績はあるか
「実績がある=信頼できる」とは限りませんが、工事をしてみないと良し悪しを判断できないリフォームでは、やはり実績は重要な指標。
先述したデメリットの言及や、ドア以外の部分への配慮も、経験で培ったノウハウが基になっていることが多いです。玄関ドアリフォームの施工経験のある会社のほうが、安心して工事を任せられるでしょう。
施工例を見ることで、施工後をイメージしやすくなりますね!
最初から最後まで同じ人が担当してくれるか
最初から最後まで一貫して一人の人が担当してくれるか、といった点も大切です。
リフォームは、現地調査→打ち合わせ→プランニング→着工→引き渡しというステップを踏みますが、工程ごとに担当者が変わると認識のズレが生じやすくなるもの。希望が反映されず、トラブルに発展してしまうこともあります。
現地調査をした人が打ち合わせやプランニング、現場の監督をしてくれる場合は、こういった齟齬は生まれにくくなります。
現場を知っている人が担当する場合とそうでない場合とでは、コミュニケーションの取りやすさが違います。
シーン別に考える玄関ドアの交換業者の選び方
これまでご紹介してきたことを踏まえ、シーン別にどの業者がマッチするかを見ていきましょう。ただし、実際にはそれぞれの会社で対応は異なるので、あくまで傾向として捉えてください。
とにかく費用を抑えたい
「とにかく費用を抑えたい」というときは、ホームセンターが有効な選択肢になるでしょう。商品の一括仕入れなど量販店ならではの強みを活かし、リーズナブルな価格を実現しやすい側面があります。
ただ一方で、デザインを選べなかったり、規定外の工事は対応してもらえなかったりする可能性も。追加で別の業者に依頼すれば、返って費用が高くついてしまいます。
安さを重視するときも、価格と内容が見合うかの判断は必要です!
できるだけ早く交換したい
「ドアが閉まらない、鍵が壊れた」などの突然の故障で困ったときは、まずは近くの建具屋さんに相談してみるのがいいかもしれません。繫忙期等でなければ、すぐに対応してくれる可能性は高いです。スケジュールの融通も利きやすいでしょう。
しかし、リフォーム領域は限られていることが多いため、どこまでなら対応してもらえるかは事前に確認しておく必要があります。
ただし、近くに知っている建具屋さんがないときは探す手間がかかります。
安心して任せたい
「困りごとにすべて応えてほしい、安心してフォームをしたい」というときは、リフォーム会社がおすすめです。玄関ドアの交換に付随するさまざまな工事や、配慮が行き届いた丁寧な提案を受けることができるでしょう。
しかし、一口にリフォーム会社といっても、すべての会社が優良とは限りません。施工実績があり、評判のよいリフォーム会社を選ぶことが大切です。先述したように、見積書の書き方も判断材料になります。
当社ではリフォームアドバイザーがきちんと対応させていただきます。
玄関ドアの交換リフォームまとめ
玄関ドアリフォームは価格や早さだけで判断せず、工事の内容や質も考慮して判断することが大切です。
鈴与ホームパルでは、これまでに数々の玄関ドアリフォームを手掛けてきました。その経験をもとに、想定されるリスクについてきちんとお伝えさせていただきます。
また、段差を解消したいときは床を削って調整したり、ドアの交換と合わせて玄関の床のタイルを張り替えたり、靴箱を新しくしたりといったこともできます。これらは、総合リフォーム会社だからこその強みです。
玄関ドアリフォームの事例は、こちらの記事でも紹介しています。ホームページでは施工事例を掲載しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
玄関ドアをリフォームしよう!リクシルの特徴や施工事例を解説>>
この記事のポイント | ・玄関ドアの交換の依頼業者は、建具屋やリフォーム会社、ホームセンターなどがある ・依頼する際は、工事の内容の説明や実績などを確認する |