外構工事の費用相場はどのくらい?目安を知ってプランを立てよう
駐車場や門まわり、玄関アプローチ、デッキなど、外構工事と言ってもいろいろな種類があります。それぞれの費用目安が分かると、プランニングがしやすくなって安心ですよね。
この記事では、外構工事にかかる費用相場やポイントを分かりやすく解説していきます。項目ごとに細かくご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
どんな外構になるのかイメージしながら見ていきましょう!
外構工事費用の目安は?
外構工事にかかる費用は、新築の場合で住宅本体費用の10%程度、リフォームの場合で100万円程度が相場と言われています。ただし、外構工事は敷地の広さや工事の規模、装飾の具合などによって費用は大きく変動します。
たとえば、玄関ポーチに手すりを付けるだけであれば5万円以下でできますし、車を3台以上収納できるデザイン性に優れたガレージを作る場合は、500万円程度かかることも。
費用相場はあくまで目安として捉え、ご自身が求める機能やデザインに合ったプランを立てていきましょう。
いくつかの外構工事を組み合わせて行うお客様も多いです。
項目別!外構工事の費用相場
ここでは、当社で行うことの多い6つの外構工事を例に挙げ、それぞれの費用相場を大まかにご紹介していきます。
門柱・門扉などの門まわり
門柱とは、門まわりに設置する壁状あるいはポール状の構造物のこと。表札・インターホン・ポストなどを組み込むことができます。
門扉は片開き・両開き、内開き・外開きなどの種類があり、錠のタイプもさまざまです。これら玄関先の門まわりのリフォームは、機能や素材によって幅がありますが、10万円程度から行うことができます。
また、駐車スペースの入り口に門扉を設置される方も多く、駐車場のゲートでよく選ばれる伸縮門扉は10〜20万円程度が相場です。
門まわりは10〜20万円くらいでリフォームされる方が多いです。
玄関アプローチ
門から玄関までを結ぶ通路スペースを玄関アプローチと呼びます。
玄関アプローチは通路の長さ・広さと、装飾具合によって費用幅が生まれやすい外構ですが、平均して20〜30万円ほどで行われるお客様が多いです。
シンプルにコンクリート舗装するパターンから、おしゃれな石を使って石畳風にしたり、アプローチに沿って植栽を施したりと施工内容も多種多様です。
大掛かりなリフォームだけでなく、既存のアプローチの砂利を増やしたいといったご相談も承っています。
堀囲い・フェンス
塀囲いやフェンスは、道路やご近所からの視線が気になるときや、隣家との境界線をはっきりさせたいとき、住まいの防犯性を高めたいときに役立ちます。
もともとあるブロックの上にフェンスを取り付けるケースと、古くなって傷んだフェンスを交換するケースなどがあります。
当社では、隣家と接する両側面にフェンスの取り付けを希望されるお客様が多く、この場合の費用相場は20万円前後です。全方位にフェンスを取り付ける場合は、その倍の40万円前後となります。
もちろん、家のサイズによって費用は異なるため、具体的に検討されている方は見積もりを取ってみるといいでしょう。
新築時、隣家との境界をブロックだけで区切っているお客様も多く、フェンスを取り付けると家の印象がグッと変わって楽しいですよ。
ガレージ・カーポート・駐車場
駐車スペースの外構工事は、カーポートやガレージを設置するほか、駐車場をコンクリートに舗装する工事などがあり、それぞれ費用相場が変わります。
【車1台分のリフォームの場合】
工事の種類 | 費用目安(車1台用の場合) |
コンクリート舗装 | 10万円前後 |
カーポートの設置 | 20〜30万円程度 |
ガレージの設置 | 100万円程度 |
カーポートを設置しつつ地面をコンクリートにする場合は、30〜40万円程度になります。また、上記の費用目安は車1台分のスペースの場合になるので、2台・3台となると、その分費用がかかります。
デッキ・サンルーム
デッキの外構工事は、デッキ単体の場合と、転落防止や目隠しのために手すりや囲いなどを取り付ける場合とがあります。
大きさや素材によって費用は変わりますが、およそ30〜50万円程度。素材は、木の質感がありつつ耐腐食性に優れた人工木材が人気です。
また、デッキと並んでサンルームのニーズも高く、費用相場は30〜40万円程度です。屋根があるため、雨天時の洗濯物干し場としても活用できます。
サンルームはリビングの延長として使うこともできます。
照明・ライト
照明・ライトは、玄関付近とそれ以外の場所に設置する場合とで費用相場が異なります。
たとえば、ガーデンの木をライトアップしたいときは、屋内から配線を引っ張り、一部土を掘り起こして配線を埋める工事が必要です。この場合の費用相場は20万円程度となります。
一方、玄関や玄関付近に照明を付ける場合は電源が近くにあることが多いので、ガーデンのときほど大掛かりな配線工事は必要ありません。照明自体の価格にもよりますが、10万円程度で行うことができます。
照明のタイプは、暗くなると自動点灯するものや、人感センサーが付いているタイプが人気です。玄関まわりは装飾性の高いものが好まれています。
配線工事の費用を抑えたいときは、ソーラーライトを使うのも一手です。
リフォーム会社に任せる部分と自分でできる部分を使い分けるのも良さそうです。
おすすめの外構工事の費用相場
続いて、当社でお客様からご相談が多い外構工事や、印象が変わって喜ばれることの多い外構工事をご紹介します。
ご相談が多いor評判の外構工事 | 費用目安 |
カーポートの設置・舗装 | 50万円 |
玄関ドアの交換 | 40万円 |
カーポート周りのご相談は多い
外構工事のなかで最も多いのがカーポートのご相談です。費用は先ほどご紹介したように、1台用の場合で20〜30万円、コンクリート舗装は10万円前後なので、およそ50万前後でリフォームすることができます。
カーポートは玄関までの動線もポイントです!
カーポートのリフォームについては、こちらのページで詳しく解説しています。
カーポートの外構工事を考えている方必見!費用相場や施工事例をご紹介>>
玄関ドアの取り換え工事も人気
家の印象が変わる工事の1つに、玄関ドアの取り換え工事が挙げられます。費用はドアの機能や素材によりますが、およそ40万円程度。リフォーム後の満足度が高いため、当社でも人気の高い外構工事です。
玄関は住まいの顔となる部分なので、これまでと見た目が異なるものを選ぶと家のイメージが変わり、リフォームの効果を実感しやすいです。工事も1日でできるため、工事中のストレスが少ないのも特徴です。
鍵をかけたまま網戸ができるタイプなど機能面も充実しているので、リフォーム会社の担当者にいろいろ聞いてみるといいでしょう。
ドアを交換できると知らない方も多い印象です。開閉時の動きが悪いなど不具合を感じたら、交換も視野に入れてみましょう。
外構工事の費用まとめ
外構工事の費用相場について細かくご紹介しました。予算感がつかめるとプランが立てやすくなり、計画的にリフォームを進めることができます。
ただし、家の広さや形状で工事の内容は変わってくるため、ご紹介した相場はあくまで目安とし、ご予算に合ったより良いプランを担当者と一緒に考えていきましょう。
当社のリフォームアドバイザーのほとんどが福祉住環境コーディネーターの資格を持っています。見た目だけでなく、使い勝手や安全性も配慮した提案ができる点は大きな強みです。
たとえば、玄関アプローチであれば、将来を視野に入れてスロープのご提案をしたり、カーポートであれば、雨が降っても濡れないように玄関までの動線を踏まえてご提案したり。
小さなお子さんがいる場合といない場合とで配慮するポイントは異なるので、家族構成などもお聞きしながらきめ細やかにサポートいたします。
トータルコーディネートは私たちにお任せください。
この記事のポイント | ・外構工事費用は、敷地の広さや工事の規模、装飾の具合などによって異なる ・鈴与ホームパルではカーポートのご相談が多く、玄関ドアの工事も人気がある |