COLUMNリフォーム豆知識
外構・エクステリア 2021.03.30

カーポートの外構工事を考えている方必見!費用相場や施工事例をご紹介

カーポートの外構工事を考えている方必見!費用相場や施工事例をご紹介

外構工事のなかでも、カーポートのご相談をいただくことは非常に多いです。どんな種類があるのか、また費用感も気になりますよね。

この記事では、カーポートの素材や設置方法などの基本知識をはじめ、費用相場や意識したいポイントなどをご紹介します

カーポートに関するノウハウを身につけて、気持ちよくリフォームを進めていきましょう。

鈴与ホームパル

カーポートにまつわるあれこれを、分かりやすくまとめました!

カーポートってどんな種類があるの?

まずはカーポートの種類について、素材・設置方法・舗装の3つの項目をご紹介します。

素材

カーポートに使われる素材はさまざまですが、現在の主流は、屋根はポリカーボネート、柱・フレームはアルミでできたタイプです

当社でも大半のお客様が、この組み合わせのカーポートを選ばれています。

ポリカーボネートは、強度・弾力性・耐熱性・防火性といった、カーポートに必要な機能を兼ね備えた優れた素材です。

紫外線カット機能はほとんどの製品に付いているため、車の塗装の色あせ防止にも役立ちます。

車内の気温上昇を抑えたいときは、熱線吸収機能が付いたポリカーボネートがおすすめです。オプションになりますが、高齢者や小さなお子さんがいるご家庭では積極的に検討してみるといいでしょう。

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積雪地域では、耐久性も大事なポイントです!

設置方法

設置方法は、片側支持タイプと両側支持タイプの2つに分けられます。特徴とメリットは以下のとおりです。

種類特徴メリット
片側支持タイプ柱が片側にだけ付いている・駐車スペースを広く取れる
・駐車しやすい
両側支持タイプ柱が両側に付いている・(片側よりも)安定感がある
・強風、積雪対策にも効果的

2台以上収納できるカーポートは、両側支持タイプを選ぶと安心です

ちなみに、カーポートはその形状から風の力を受けやすいため、強い風が吹いたときに全体が持ち上がらないよう、屋根だけが外れる設計になっています。

カーポート下の舗装

カーポート下の地面の処理も重要です。一般的には、コンクリート舗装、アスファルト舗装、砂利敷きなどの種類があります。

おすすめはコンクリート舗装です。見た目・機能・費用のバランスに優れています

コンクリート舗装のメリットは、主に以下になります。

・雨が降ったときに足元が汚れにくい
・アスファルトに比べて照り返しが少ない
・砂利に比べてお手入れが簡単

砂利の場合は入出車を繰り返すうちに掘れてしまったり、隙間から雑草が生えたりすることがあります。

また、カーポートの柱はコンクリートで固定するため、全体の見た目に統一感が出るのでおすすめです。

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カーポートを設置するお客様の中で、約半分の方がコンクリート舗装を行っています。

外構工事でカーポートを設置する際の費用相場

設置費用がどのくらいなのかは気になるところですよね。費用相場は、主に駐車したい車の台数(カーポートの大きさ)によって変わります

台数費用相場
1台20~30万ぐらい
2台40~60万ぐらい
3台80~100万ぐらい

上記の費用相場は、素材はポリカーボネート&アルミ製、設置方法は1台の場合は片側支持タイプ、2台目以降は両側支持タイプで算出しています。

車を2台以上お持ちでも、1台分のカーポートを希望されるお客様が多い印象です

また、車高が高い車を駐車する場合は柱を長くする必要がありますが、おおむね上記の費用相場に収まります。

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どちらからが仕事で日中は1台しかない、といった理由から1台分をご希望される方が多いのかもしれません。

カーポートの施工事例

カーポートの種類や費用相場が分かったら、次はより具体的にイメージしていきましょう。

当社の施工事例を2つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

カーポートを新しいものに

依頼理由カーポートの屋根の音が気になったため
工期5日
工事費用80万円
リフォームポイント・家や物置に配慮した雨仕舞
・目隠しのサイドパネル
・すっきり柔らかい印象に

こちらは、もともとあるカーポートを撤去し、新しいカーポートを取り付けた事例です。老朽化が進み、風が吹くと屋根がバタバタと音を立ててしまうことがお悩みでした。

雨仕舞(あまじまい)とは、雨水を雨どいや地面などに適切に排水する工法のこと。カーポートの屋根を流れる雨水が家や物置にかからないよう、排水のしくみを工夫しました。

また、隣家との境界線にサイドパネルを設置し、よりプライバシーを守れる環境に。家の雰囲気に合った丸みを帯びた屋根を採用することで、すっきりとした印象のなかに、柔らかさを感じる雰囲気に仕上げました。

駐車スペースを増やしたい

依頼理由駐車スペースを増やしたい
工期20日
工事費用178万
リフォームポイント・デッキ、門扉、玄関ドアの交換、砕石敷きを同時進行
・駐車スペースと玄関の動線
・全体的に明るい印象に

こちらは、フェンスを解体して駐車スペースを増設した事例です。併せて、デッキ・門扉・玄関ドアを交換し、建物のまわりに砕石を敷きました。

駐車スペースが玄関に近くなったことで、使いやすい場所に。家全体が明るい印象になるように、門扉と玄関ドアの色にこだわりました。

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この事例のように、いくつかの外構工事を組み合わせて行うお客様も多いです。

鈴与ホームパルの外構工事について

カーポートや駐車場まわりは、外構工事のなかで最もご相談が多い内容です。これまでの経験をふまえて、特に意識したいこと・工夫したいことを3つご紹介します。

駐車のしやすさ

カーポートにおいて、駐車のしやすさは最も意識したいことの1つです。

たとえば、もともと1台ぎりぎり駐車できるぐらいのスペースにカーポートを設置した場合、柱のスペースが必要になるため、設置前より駐車が大変になることも。

当社では、リフォーム後の使い勝手を事前にお伝えし、お客様の判断を仰ぎます。あまりに駐車しにくい場合は、工事をおすすめしないこともあります。

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カーポートの柱分もふまえて、駐車スペースを確保することが大切です。

雨の日でも濡れにくい動線

雨が降ったとき、出きる限り濡れずに玄関やお勝手口に行けるよう、動線は入念に設計します。

乗り降り時の荷物の量は多いのか、小さなお子さんや高齢の方も一緒に行動するのかなど、状況や使う人をイメージしながらプランを作成

動線を工夫することで、安全で快適にカーポートをご利用いただけます。

コンクリート舗装の勾配

カーポート下をコンクリート舗装するときは、雨水がしっかりはけるように勾配を意識します。

雨水のはけが悪いと歩きにくいばかりでなく、気温の低い季節は雨水が凍結し、転倒の危険性も生じます。

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排水もしっかり考えられた設計になっているか、工事前に必ずチェックしましょう。

まとめ

カーポートの種類や費用相場、意識したいポイントなどをご紹介しました。

施工事例を見ていただくと分かるとおり、駐車場やカーポートのスタイルはお客様ごとに千差万別です。見方を変えれば、リフォーム会社の手腕が試される外構工事とも言えます。

パッケージ的な提案ではなく、ご自宅に合ったプランを提案してくれ、かつ注意点もきちんとお知らせしてくれるリフォーム会社を選ぶことをおすすめします

この記事のポイント・カーポートの種類としては素材・設置方法・舗装の3つの項目がある
・カーポートの設置費用は、駐車したい車の台数によって異なる
・リフォームする際は「駐車のしやすさ」を考える
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