浴室乾燥機の交換費用の相場｜価格が変動するケースや抑える方法を紹介

浴室乾燥機の交換費用相場は7〜17万円ほどです。ただし、選ぶ機種や浴室環境によっては、追加費用がかかる場合があります。浴室乾燥機の交換を検討する際には、現在使用している機種の開口部のサイズや性能などについて確認しておくことがポイントです。

サイズや性能が交換前と同じ機種であれば、費用を抑えて交換が可能です。また、依頼する業者によっても費用は変動します。

今回は、浴室乾燥機の交換費用の相場や、コストが高くなるケースを紹介します。費用を抑える方法についても解説するので、参考にしてみてください。

浴室乾燥機の交換費用

特質乾燥機には「天井埋込型」と「壁掛け型」の2タイプがあり、費用相場はそれぞれ以下のように異なります。

浴室乾燥機の種類	交換費用の相場（機器の本体価格・工事費を含む）
天井埋込型	電気式：8～16万円 ガス式：10～17万円
壁掛け型	7～14万円

交換を検討する際は、まず自宅の浴室乾燥機がどちらのタイプなのかを確認してみてください。天井埋込型は浴室の天井の開口部分に機器本体を埋め込んで設置するタイプで、浴室から本体が見えません。

一方、壁掛け型は浴室内の壁に設置するタイプで、エアコンのような見た目をしているため一目で見分けがつきます。

■天井埋込型

■壁掛け型

浴室乾燥機の交換費用が高くなるケース

浴室乾燥機の交換費用が高くなる主なケースとしては、以下が挙げられます。

それぞれ見ていきましょう。

換気扇から交換する場合

換気扇のみの浴室に、浴室乾燥機を新たに設置する場合は、配線工事や開口部の拡張工事が必要で費用も高くなります。

例えば、ブレーカーに空きがない場合は小型の分電盤の設置が必要です。洗面所に分電盤がない場合は、配線の延長として追加の工事が発生することもあります。

換気扇から浴室乾燥機に交換する場合は、配線・電気環境をチェックしましょう。

換気室数が多い場合（埋込型）

天井埋込型の浴室乾燥機を交換する際は、換気可能な部屋の数を表す「換気室数」が交換費用に影響します。換気室数は「1室換気」「2室換気」「3室換気」の3種類があり、基本的に浴室交換時も変更はできません。

換気室数が多い浴室乾燥機は、より多くの部屋を換気できますが、そのぶん本体価格や交換工事費が高くなりがちです。

開口部のサイズを変える場合（埋込型）

天井埋込型浴室乾燥機の場合、交換工事に伴って天井の開口部のサイズを変更する場合も追加費用が発生します。

異なる種類・タイプに変更する場合（埋込型、壁掛け型）

浴室乾燥機の種類やタイプを変える場合も追加で費用が掛かります。具体的には、埋込式から壁掛け式、壁掛け式から埋込式、ガス式から電気式、電気式からガス式に交換するケースなどです。

種類やタイプを変更する際にかかる費用の内訳は、間口の拡張工事費や、間口サイズの変更費、ガス閉栓費などです。

能力・機能性に優れた製品を選ぶ場合（埋込型、壁掛け型）

乾燥能力が優れた浴室乾燥機に交換すると、本体価格や工事費が高くなる場合があります。

浴室乾燥機には100Vと200Vの2種類があり、200Vタイプはパワーが強く、衣類乾燥や暖房能力に優れていますが、消費電力が大きく本体価格も高めです。また、現在100Vを使用している場合、200Vへの切り替えには別途工事が必要です。

ほかにも除菌機能やミスト機能など、プラスアルファの機能が搭載されている製品は、基本機能だけが搭載された製品と比べて価格が高くなります。

浴室乾燥機の交換費用を抑えるコツ

浴室乾燥機の交換を抑えるコツとして、以下の3点を紹介します。

・複数業者の見積もりを比較する
・交換前と同じメーカー・タイプ・サイズの機種を選ぶ
・必要最低限の機能で選ぶ

複数業者の見積もりを比較する

浴室乾燥機の交換費用は、同じ機種でも依頼する業者によって金額が異なるため、複数の業者への相見積もりがおすすめです。

最低でも3社程度の見積もりを比較すると市場の相場を把握しやすく、納得できる金額で依頼できる業者を見つけやすくなります。

浴室乾燥機の交換はどこに頼む？選ぶポイントやニーズ別の選び方を紹介＞＞

交換前と同じメーカー・タイプ・サイズの機種を選ぶ

交換前と同じメーカー・タイプ・サイズの機種を選ぶことで、交換費用を抑えることが可能です。

同じサイズやタイプでも、メーカーが違うと部品の仕様が異なり、追加の工事や調整が必要な場合があります。壁掛け型から天井埋込型に変更したり、天井埋込型のガス式から電気式に変更したりすると、追加の工事や費用が発生します。

また、同じ天井埋込型でも開口部のサイズが変わると、調整に伴う費用が必要です。

なるべくコストを抑えるには、調整や工事が不要な機種選びが大切です。

必要最低限の機能で選ぶ

高機能なモデルは魅力的に感じやすいものの、すべての機能を日常的に使うわけではありません。日常で使う必要最低限の機能を持つ製品を選ぶと、費用の節約につながります。

一般的な浴室乾燥機は、下記の4つの機能を備えています。

これに加えて、除菌機能やミスト機能などが搭載されると、製品の価格が高くなるため、自分のライフスタイルや利用シーンを考え、本当に必要な機能なのかを見極めましょう。

まとめ

浴室乾燥機の交換費用は、機種やメーカー、機能、浴室環境によって異なります。費用を抑えるためには、複数業者への相見積もりや必要最低限の機能に絞ることが有効です。

また、自宅の換気口の数や開口部のサイズ、タイプを把握しておくと、なるべく追加工事を抑えて費用を節約できます。

しかし、これらをすべて自分で確認し、予算に合った機種を選ぶのは難しいかもしれません。

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お客様の悩みや予算を踏まえて専門家がアドバイスしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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