TOTOとLIXILのお風呂の6つの違いを比較しよう
日本を代表する住宅設備機器メーカーであるTOTOとLIXILは、それぞれ先進的かつ独自性のある浴室アイテムを取り扱っています。新築時またはリフォームにあたって、TOTOとLIXILの製品で迷っている場合、両社の違いをふまえて、自分自身やご家族の希望に合ったお風呂を見つけてみてください。
本記事では、お風呂の購入を考えている方に向けて、TOTOとLIXILの違いを6つの観点から解説します。
各社の代表的な製品を例に挙げながら、価格帯や機能性、デザイン性など、お風呂選びで気になるポイントを比較してみましょう。
TOTOとLIXILのお風呂の特長
TOTOとLIXILの浴室アイテムには豊富なラインナップがあり、それぞれメーカーの技術力が反映された強みを持っています。
両社を代表するお風呂シリーズに注目し、その特徴やグレードごとの費用感を比べてみましょう。
TOTO
TOTOのお風呂のなかでも、主力製品に挙げられるのが「サザナ」と「シンラ」の2つのシリーズです。
商品コンセプトをはじめ、価格帯や仕様に違いがあり、予算と好みに合わせて両シリーズともにカスタマイズもできます。
■サザナ
[特徴]
・「うちのお風呂は想像以上に気持ちいい」をコンセプトにした、TOTOによるシステムバスのベーシックモデル。
・人間工学に基づいて設計された浴槽が、リラックスした姿勢へと自然に導きます。
・必要性や予算に合わせて、自動洗浄などのオプション機能を追加できます。
[本体価格]1616サイズ
・ベーシックタイプ(Nグレード):88.2万円~/坪(税抜)
グレード | 価格 |
P | 133.7万円~ |
T | 115.1万円~ |
S | 110.4万円~ |
N | 88.2万円~ |
F | 151.8万円~ |
■シンラ
[特徴]
・「癒し、居心地、ゆとり」をコンセプトにした、TOTOによるシステムバスのハイグレードモデル。
・洗練された心地よい空間と、上質な癒しをもたらす機能が心身を解きほぐし、毎日のお風呂を特別な時間にします。
・お風呂をキレイに保つための先進機能が標準装備されており、お手入れの負担を減らせます(一部オプションあり)。
[本体価格]1616サイズ
・エントリータイプ(Cグレード):134.2万円~/坪(税抜)
グレード | 価格 |
G | 303.4万円~ |
B | 268.7万円~ |
R | 218.2万円~ |
D | 170.7万円~ |
C | 134.2万円~ |
LIXIL
LIXILが提案するお風呂のなかでも、主力シリーズに位置するのが「リデア」と「スパージュ」の2つです。
ベーシックモデルのリデアに対し、スパージュはよりハイグレードなモデルとなりますが、いずれも設備・機能のカスタマイズ性に富んでいます。
■リデア
[特徴]
・「私らしさが見つかる、バスルーム」をコンセプトにした、LIXILによるシステムバスのベーシックモデル。
・浴室内の好きな場所に設置できるマグネットタイプのラックやシャワーフックなどを選択でき、ライフスタイルに合わせたカスタマイズができます。
・必要性や予算に合わせて、自動洗浄などのオプション機能を追加できます。
[本体価格]1616サイズ
・92万円~/坪(税抜)
グレード | 価格 |
H | 147.4万円~ |
B | 132万円~ |
M | 117.4万円~ |
C | 92万円~ |
■スパージュ
[特徴]
・「お風呂を愛する国の、バスルーム」をコンセプトにした、LIXILによるシステムバスのハイグレードモデル。
・吐水機能には独自のリラックステクノロジーが活かされており、極上の癒しを味わえます。
・浴室全体が保温仕様になっているため、寒い季節でもあたたかさが保たれます。
[本体価格]1616サイズ
・116.6万円~/坪(税抜)
グレード | 価格 |
PZ | 260.8万円~ |
PX | 172万円~ |
CZ | 209.6万円~ |
CX | 133.6万円~ |
BX | 116.6万円~ |
TOTOとLIXILのお風呂の違いを比較
ここからは、TOTOとLIXILのお風呂の違いをより詳しく見ていきましょう。
ご家庭によって理想の浴室空間に求める条件はさまざまですが、以下6つのポイントに着目することで、希望に合った製品を見つけやすくなります。
・床のこだわり
・浴槽のこだわり
・お手入れのしやすさ
・部品デザイン
・空間デザイン
・省エネ性
TOTOとLIXILの独自技術や製品に対するこだわりを比べながら、お風呂選びのヒントに役立ててみてください。
1.床のこだわり
TOTOとLIXILのお風呂は、床に大きな違いがあります。TOTOのお風呂は、クッション性の高いやわらかな感触の床が特徴です。
一方、LIXILのお風呂の床は、熱を逃がしにくい素材でできており、足元のヒンヤリ感を軽減してくれます。
TOTO
TOTOのお風呂に特徴的なのが、「ほっカラリ床」と呼ばれるクッション性に優れた床材です。
畳のようなやわらかさの床は、TOTO製品ならではの魅力といえます。膝をついても痛みを感じにくいため、お風呂掃除をする際やお子さまと一緒に入浴する際なども安心です。
サザナではP・T・S・Fタイプに、シンラでは全モデルにほっカラリ床が標準搭載されています。
LIXIL
LIXILのお風呂に採用されている「キレイサーモフロア」は、TOTOの「ほっカラリ床」のようなクッション性はないものの、冷たさを感じにくい断熱性とお掃除の手軽さが特徴の床です。熱を逃がしにくい特殊な素材を使用しているため、冬場でも足元がヒヤッとする心配がありません。
リデアはCタイプ以外に、スパージュは全モデルにこのキレイサーモフロアが標準搭載されています。
2.浴槽のこだわり
浴槽にも、TOTOとLIXILの技術力が反映されています。
独自のアプローチでリラックス効果や使い勝手が高められた浴槽は、ご家庭でのバスタイムを格上げしてくれるでしょう。
TOTO
TOTOの浴槽は、人間工学に基づいた身体を包み込むような構造になっています。
従来の浴槽は足裏、お尻、背中の3点で身体を支える構造でしたが、TOTOの浴槽は頭も支える4点支持です。これにより、頭から首、背中にかけて浴槽の形状にフィットするため、長時間の入浴でも負担を感じにくく、快適に過ごせます。
また、「魔法びん浴槽」と呼ばれる断熱構造も、TOTO製品の特徴の一つです。
サザナでは魔法びん浴槽を標準装備、シンラではNタイプ以外に採用されています。この断熱構造により、お湯張りから4時間経っても、温度の低下をわずか2.5度以内に抑えることが可能です。
さらに、Cタイプ以外のシンラの浴槽には「肩楽湯」と「腰楽湯」が搭載されています。肩楽湯は、滝状のお湯が肩全体を包み込み、半身浴中でも身体をしっかりと温められる機能です。
一方の腰楽湯は、ジェットバスの水流が腰周りに心地よい刺激を与えます。
画像引用元:TOTO株式会社 | システムバスルーム シンラ
楽湯の水流には3段階の強さがあり、入浴中の気分やご家族の好みに合わせて調整できます。
楽湯に使用されるお湯は循環しているため、光熱費の心配なく快適にお風呂を楽しめます。
LIXIL
LIXILの浴槽は、豊富なラインナップが魅力です。
リデア、スパージュともに、7種類の浴槽形状から好みのタイプを追加料金なしで選べます。浴室のサイズによって対応できる浴槽形状は異なるため、事前にシミュレーションしておきましょう。
保温性能に優れた断熱浴槽「サーモバスS」は、Cグレード以外のリデア、全グレードのスパージュに標準搭載されています。
さらにLIXILのスパージュでは、TOTOの浴槽と同じく肩や腰に水流を流す吐水機能を利用可能です。スパージュPZ・CZタイプなら「肩湯」「肩ほぐし湯」「腰ほぐし湯」が標準搭載、PX・CX・BXタイプの場合はオプションで選択できます。
なかでも肩ほぐし湯は、ウェーブ状の水流が首元から肩にかけて刺激を与える、LIXILならではのリラックステクノロジーを味わえる機能です。
マッサージの手法である切打法を再現したリズミカルな水流が、肩周りの筋肉をやわらかくほぐします。
3.お手入れのしやすさ
癒しの空間である浴室の快適性を保つうえで、日々のお手入れは欠かせません。TOTOとLIXILのお風呂は、どちらもお掃除の負担を減らしてくれる便利な機能を備えています。
さらに清掃性を高めるオプションも用意されているため、ライフスタイルに合わせて機能をカスタマイズするのも一つの選択肢です。
TOTO
TOTOのお風呂には、清掃支援機能「お掃除ラクラク」シリーズが標準搭載されています。
サザナとシンラで共通しているお掃除機能は、以下のとおりです。
・お掃除ラクラクほっカラリ床
・お掃除ラクラク排水口
・お掃除ラクラクカウンター
・お掃除ラクラク鏡
また、お手入れをより楽にしてくれる「床ワイパー洗浄」「おそうじ浴槽」などのオプションも利用できます(一部標準搭載)。
<便利な掃除機能①:床ワイパー洗浄>
※シンラのG・B・Rタイプのみ標準搭載、その他はオプション
ボタンを押すだけで、浴室内の床が自動で洗浄される機能です。洗浄時の水は車のワイパーのような動きで流れるため、浴室の隅々までしっかりと洗えます。
<便利な掃除機能②:おそうじ浴槽>
こちらも、ボタンを押せば簡単に浴槽内の自動洗浄ができる機能です。
洗剤の補充は1ヵ月に1回でよいため、家事の負担をぐっと抑えられるでしょう。専用アプリを利用すれば、スマートフォンなどでも操作ができ、外出先にいながらお風呂の洗浄を済ませておけます。
床ワイパー洗浄とおそうじ浴槽を組み合わせた「床・浴槽快適セット」のオプションも選択可能です。
LIXIL
LIXILのお風呂も、充実したお掃除機能を備えています。
リデア・スパージュともに排水溝や床、鏡のお手入れのしやすさを考慮した設計となっており、基本的な清掃性はLIXILとTOTOで大きな差はありません。
そのなかでも注目したいのが、「まる洗いカウンター」「マグネットアイテム」といったLIXILならではの便利な設備です。
<カウンターを取り外して隅々までキレイ|まる洗いカウンター>※リデアの設備
まる洗いカウンターは、シャワー下のカウンターを取り外せるリデアの設備です。
カウンター本体を丸ごと洗えるだけでなく、汚れの蓄積が気になりやすいカウンター後ろの壁までくまなく掃除ができます。カウンターを取り外すことで、洗い場を広々と使えるようになり、掃除中の姿勢も楽になるでしょう。
<壁の装飾を外してバスルームを丸洗い|マグネットアイテム>※リデアの設備
リデアの壁にはマグネットアイテムを設置でき、バス用品を自由な位置に収納・取り付けられます。ミラーや収納棚、シャワーフックにもマグネットタイプがあり、レイアウトの自由度が高く、簡単に取り外せるのが特徴です。
掃除のときにこれらの装飾を外しておけば、浴室全体を丸洗いできるため、隅々までキレイな状態を保ちやすいでしょう。
TOTOと同じように、LIXILのお風呂も、ボタン操作だけで浴槽内を自動洗浄できるお掃除機能をオプションで選択できます。
4.部品デザイン
設備のデザインは、理想のお風呂づくりを実現するうえで、見た目と機能性の両方に影響する要素です。
TOTOとLIXILのいずれも、使い勝手だけでなく部品デザインの美しさにもこだわったお風呂を手掛けています。浴室アイテムの形状やカラーバリエーション、素材など、デザイン面における両社の特徴をチェックしてみましょう。
TOTO
TOTOが展開するお風呂シリーズの部品デザインは、見た目の上質さと機能性のバランスに優れています。特に、ハイグレードシリーズのシンラは、細部までこだわり抜かれた美しいデザインが、浴室空間に高級感を与えてくれるでしょう。
シンラの主な部品デザインには、以下のような特徴があります。
<浴槽:本体は6色、ヘッドレストは4色から選択可>
シンラの浴槽は、パールのような上品な輝きとなめらかな曲線を描く形状が、洗練された印象を与えます。清潔感のあるホワイトやグレー、スタイリッシュなブラック、あたたかみを感じるブラウンなど、お風呂の雰囲気に合わせたカラーを選択可能です。
<カウンター:素材3種類、4色から選択可>
シンラのカウンターG・R・D・Cタイプは、「フロスト調・メタルライン仕上げの人工大理石」「フロスト調の人工大理石」、そして通常の人工大理石の3種類から素材を選べます。
メタルライン仕上げのカウンターは、一筋の光が浮遊感を演出し、浴室内のおしゃれなアクセントとなってくれるでしょう。
<洗い場水栓:8種類から選択可>
シンラの洗い場水栓は「スマートタッチ水栓」もしくは「2WAYタッチ水栓」となり、カウンターや壁付けシャワーとの一体型など、8種類の仕様から選択できます。
2WAYタッチ水栓は、丸みのないスタイリッシュな本体にボタンとダイヤルが施されたシンプルなデザインです。オーディオ機器のような質感のダイヤルが繊細な輝きを放ち、浴室に高級感をプラスします。
LIXIL
LIXILの浴室アイテムも、高いデザイン性と機能性を兼ね備えています。なかでも、スパージュシリーズはカラーバリエーションが豊富で、浴室のコーディネートにこだわりたい方にもおすすめです。
スパージュの部品デザインを見てみましょう。
<浴槽:形状7種類、本体5色、エプロン(浴槽の側面)3色から選択可>
人造大理石グランザを使用した浴槽は、なめらかな手触りと見た目の美しさが魅力です。浴槽の形状によっては、本体とヘッドレストがツートンカラーになったタイプも選べます。
<カウンター:6種類、天板3色、前板2色から選択可>
スパージュのカウンターは「ベンチカウンター」「ドレッサーカウンター」の大きく2タイプに分かれており、さらに仕様の異なる6種類のラインナップから選べます。
ベンチカウンターは、腰かけて火照った身体を冷ましたり、ボディケアをしたりと、浴室での過ごし方の幅を広げてくれるでしょう。
<洗い場水栓:8種類から選択可>
LIXILの洗い場水栓は、「サーモ水栓」もしくは「プッシュ水栓」から選択でき、仕様違いで8種類のラインナップがあります。プッシュ水栓は、指1本でシャワーのオン・オフができる操作性の高さと、スタイリッシュなビジュアルが魅力です。
5.空間デザイン
TOTOとLIXILのお風呂は、機能や掃除のしやすさといった利便性のみならず、空間デザインからもメーカーのこだわりを感じられます。
同社製品でもシリーズによって壁紙、床柄、照明などのバリエーションに違いがあるため、コーディネート例を参考にしつつ、理想のお風呂づくりを検討してみてください。
TOTO
TOTOのお風呂は、壁柄や床柄の選択肢が豊富にあり、空間デザインのカスタマイズ性に長けているのが特徴です。
サザナとシンラの両シリーズとも、住まいの雰囲気や自分自身の好みに合わせてアイテムを組み合わせられます。
【シンラのコーディネート例】
照明設計に意匠が凝らされたシンラシリーズは、カウンター下や楽湯から照らされる光をはじめ、間接照明による空間デザインが強みです。
シンラのG・B・Rタイプには、「調光調色システム」が標準搭載されています(D・Cタイプはオプション)。
壁柄 | 床柄 | 照明 | |
サザナ | 3グレード、計37種類 | 14パターン | 6種類 |
シンラ | 3グレード、計33種類 | 2種類、計10パターン | <G・B・R> 1種類(※計2パターン) <D・C> 2種類(※計7パターン) (調光調色システムのオプションも有) ※照明の数や灯す場所などでパターンがあります。 |
なお、シンラよりも壁・床柄や照明の選択肢が多いのがサザナで、より柔軟なカスタマイズが可能です。
LIXIL
LIXILのお風呂もTOTOと同様に、壁柄や床柄のバリエーションが複数あり、自分好みにカスタマイズできます。
【スパージュのコーディネート例】
壁柄 | 床柄 | 照明 | |
リデア | 4グレード、計35種類 | 2種類、計9パターン | 7種類 |
スパージュ | 5グレード、計42種類 | 2種類、計10パターン | 6種類(+演出照明3種類) |
スパージュの壁面を美しく引き立てるライン照明は、調光調色システムによって光のあたたかさや明るさを調整でき、より上質な浴室空間に仕上げてくれます。
ライン照明はPZ・CZタイプに標準搭載されており、PX・CX・BXタイプはオプションでの取り扱いです。
【リデアのコーディネート例】
リデアシリーズは、収納棚やシャワーフック、ミラーなどのマグネットアイテムを活用することでコーディネートの幅がさらに広がります。
設備の使いやすさはもちろん、空間の見え方にもこだわりながら、ご家庭にぴったりのお風呂にカスタマイズできるでしょう。
6.省エネ性
省エネ性を重視してお風呂選びをするのも一案です。TOTOとLIXILのいずれも、環境へのエネルギー負荷や家計の負担を考えた製品開発を行っています。
ここからは、TOTOとLIXILが扱う省エネ性に優れた浴室アイテムと、光熱費の節約目安額をチェックしてみましょう。
TOTO
下表は、TOTOのお風呂に関連した省エネ製品と年間の節約額をまとめたものです。
エコロジーに配慮された項目 | 年間光熱費(電気代・ガス代)の節約額 |
コンフォートウェーブシャワー (サザナ・シンラともに全グレード標準搭載) | 約16,400円 ※クリックシャワーやスマートタッチ水栓、2WAYタッチ水栓との組み合わせにより、さらなる節約が可能です。 |
魔法びん浴槽 (サザナは標準搭載、シンラはNタイプを除き標準搭載) | 約3,500円 |
ゆるリラ浴槽 ※サザナ (全グレード標準搭載) | 約22,700円 |
LED (サザナ・シンラともに全グレード標準搭載) | 1灯あたり約973~1,077円 |
節約額の試算条件は、TOTOの公式ホームページから確認できます。
詳細が気になる方は、こちらをチェックしてみてください。
LIXIL
LIXILの浴室アイテムのなかにも、省エネ性を期待できるものが複数あります。
主な製品例と光熱費の年間節約額は、以下のとおりです。
エコロジーに配慮された項目 | 年間光熱費(電気代・ガス代)の節約額 |
エコアクアシャワー (リデアはCタイプ、スパージュはCZ・CX・BXタイプに標準搭載) | 16,400円 ※シャワーの種類やプッシュ水栓の組み合わせにより、最大23,400円の節約が可能です。 |
サーモバスS (リデアはCタイプを除き標準搭載、スパージュは全グレード標準搭載) | 4,100~7,800円 |
LED (リデア・スパージュともに全グレード標準搭載) | 1灯~3灯あたり970~2,340円(スパージュの場合) |
節約額の試算条件などは、LIXIL公式ホームページで確認できます。
TOTOとLIXILのお風呂はどちらがおすすめ?
お風呂・ユニットバスの定番メーカーであるTOTOとLIXILの違いを、両社の主力製品を例に挙げながら紹介してきました。
どちらのお風呂も機能性やデザイン性、省エネ性などの細部にまでこだわりが詰まっており、一概にどちらのメーカーが優れているとは断言できません。自分自身やご家族がお風呂に求める条件を整理しながら、TOTOとLIXILそれぞれの強みをふまえて、ご家庭にぴったりの製品を絞り込むのがおすすめです。
たとえば、お風呂の床材一つとっても、TOTOのほっカラリ床はクッション性に優れ、膝をついても痛くなりにくいという特徴があります。ほっカラリ床と比べると、LIXILの床はクッション性が下がるものの、足元がヒンヤリしにくく冬場も快適に過ごせるのが魅力です。
よって、お子さまや高齢のご家族のために安全な床材を選びたい場合にはTOTO、浴室内の寒さが気になる場合にはLIXILといった選び方も考えられるでしょう。
デザインについては両社で独自性を打ち出しており、シリーズによっても異なる魅力を持つほか、必要に応じて壁・床・照明などのカスタマイズも視野に入れられます。
LIXILは窓も取り扱っているため、浴室の窓選びにもこだわりたい場合は、LIXILのほうがトータルコーディネートがしやすいでしょう。
まとめ
TOTOとLIXILのお風呂では、デザインの違いはもちろん、機能性やお手入れのしやすさ、省エネ性などさまざまな部分にメーカーの独自性が表れています。
本記事では、TOTOのサザナとシンラ、LIXILのリデアとスパージュを例に、その魅力を解説してきました。まだまだメーカーのこだわりは紹介しきれていないため、製品の公式ホームページなどで情報をリサーチするほか、機会があれば展示場で実物に触れてみてはいかがでしょうか。
お風呂のリフォームでお悩みの方は、鈴与ホームパルへお気軽にご相談ください。
TOTOやLIXILをはじめ、メーカーの強みを熟知した担当者が、ご家族のライフスタイルとご予算に合わせたお風呂を提案させていただきます。
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