お風呂リフォームのDIYは避けたほうがいい?自分でできるDIYはあるの?
お風呂のリフォームを検討する理由は、経年劣化やライフスタイルの変化など人によってさまざまです。リフォームは決して安い買い物ではないため、少しでも費用を抑えようと自分でDIYを検討される方もいるかもしれません。
しかし、お風呂のDIYは難しく、危険なため、専門の業者に依頼するのが好ましいです。
今回は、お風呂のDIYのリスクを解説します。失敗リスクが少ない手軽なアレンジ方法も紹介しているので、お風呂のセルフリフォームを考えている方はぜひ参考にしてみてください。
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そもそもお風呂のリフォームは自分でできるの?
基本的に、お風呂のリフォームを自分で行うことはおすすめできません。自分好みにリフォームできる反面、失敗する可能性が高いためです
インターネットで調べてみると、古いお風呂をDIYして交換されている方もいますが、正しい知識とDIYの経験が必要になるため、DIYに慣れていない方やリフォームに関する知識がない方が行うと、なんらかのトラブルになる可能性があります。
お風呂でできるDIYとしては、壁紙を貼ったり収納スペースを増やしたりといったものにとどめるようにしましょう。
DIYは自己責任です。作業する前に、本当に自分にできるのかよく考えましょう。
DIYで浴室をリフォームするのを避けたほうがいい理由
DIYは費用を抑えられる、自分好みにできるなどのメリットがありますが、お風呂におけるDIYはデメリットやリスクのほうが大きいといえます。
浴室のDIYを避けたほうがいい理由は以下の7つになります。それぞれ詳しく確認していきましょう。
・水漏れが起きる可能性が高い
・ケガをする可能性がある
・想像より費用がかかってしまう
・賃貸物件だとトラブルになる場合も
・1人で対応するのは難しい
・失敗すると直すまで浴室が使えない
・そもそもDIYでは直せない可能性がある
水漏れが起きる可能性が高い
水まわりのリフォームは専門的な知識がないと、意図せず不要・不適切な工事をしてしまい、水漏れなどのトラブルが起こる可能性があります。とくにネジを使った施工は注意が必要です。どこに配管が通っているのか、お風呂の内部構造を理解していないと、配管に穴を開けてしまう恐れがあります。
また、コーキングを自分で打ち直す際も、しっかりと隙間を埋められていないと状態が悪化してしまい、床や壁内部の腐敗にも繋がります。
お風呂などの水まわり、日々の生活に直結するリフォームは専門業者に任せるのが安心です。
ケガをする可能性がある
お風呂のリフォームは、電動工具の使用や、重いものを搬入するなど危険が伴う大変な作業です。DIYに慣れていないと、指を切ってしまったり腰を痛めてしまったりと作業時にケガをする恐れがあります。
またDIYをしたことが原因で、使用時にケガをしてしまうリスクも考えられます。たとえば、手すりを付けた場合、手すりは体重をかけて使用するため、設置したときの強度が不十分だと使用時に外れてしまう危険性が高いです。
想像より費用がかかってしまう
費用を抑えるために、DIYを考えている方もいるかもしれませんが、必要な工具や材料の購入や、廃材の処分費用なども考えると、結果的に費用が高くついてしまう可能性があります。自分で行うとなると、時間や手間もかかるのです。
またDIYを失敗してしまうと、その分の修繕が必要になるため、工事費用が余分にかかることも考えられます。
実際にDIYをする場合、どの程度の費用がかかるのか、予算を考える必要があります。
賃貸物件だとトラブルになる場合も
賃貸物件でDIYをする場合は、規約を確認しておかないとトラブルになる可能性があります。マンションなどの賃貸物件では、退去時に原状回復が求められます。そのため、元の状態に戻せない場合は規約違反として費用がとられたり、戻すための修繕費を請求されたりといったことも考えられるでしょう。
DIYを許可している物件を借りるか、原状回復できるDIYを行いましょう。
1人で対応するのは難しい
一般的にお風呂のリフォームは2~3人の職人で取り組み、工事内容にもよりますが、施工が完了するまでに数日かかります。専門知識や経験の少ない人が1人で施工するのは時間がかかるのはもちろん、相当な労力がかかることが考えられます。
また廃材を捨てる、新しい商品を中に入れるといった搬入出時には、部屋を傷つけてしまう可能性も。作業内容によって、複数人での対応が必要な場面もあるため、1人で行うのは難しいでしょう。
失敗すると直すまで浴室が使えない
DIYに失敗した場合、修繕が必要になりますが、当日中に直してもらえる訳ではありません。他のお客様のリフォームでスケジュールが埋まっているため、着工までに1ヵ月ほどかかり、お風呂が使えない可能性があります。使えない期間は銭湯などで済ますこともできますが、想定外の費用がかかるといえるでしょう。
繫忙期など時期によっては早い段階からスケジュールが埋まっている可能性があり、もう少しお待ちいただくことも考えられます。
そもそもDIYでは直せない可能性がある
水垢汚れや雰囲気を変えたいなどの見た目の問題は、DIYでも改善できます。しかし、リフォームしたい理由が劣化などのお風呂内部に関するものの場合、DIYでは改善できません。直せないばかりか、DIYによってさらに状態を悪化させてしまう可能性もあります。
お風呂のリフォームは、20年が一つの目安になります。目に見えなくても、なんらかの不具合や劣化が生じていることもあるため、一度リフォーム会社に相談することをおすすめします。
手軽にできるお風呂のDIYは何がある?
お風呂の設備に関するリフォームをDIYすると失敗するリスクが大きいですが、シャワーヘッドの交換や収納スペースをつくるといった内容であれば、手軽にできます。ここでは、お風呂でできるDIYのアイデアをご紹介します。
シャワーヘッド・シャワーホースの交換
シャワーヘッドやシャワーホースの交換は、自分でもできるDIYになります。ヘッドとホースが分かれているものがほとんどですが、なかには一体化しているシャワーもあるため、購入前に取り外しが可能か、確認しておきましょう。
【シャワーヘッド交換方法】
①シャワーヘッドとホースのつなぎ目を左回りに回して取り外す
②シャワーホースのネジ部分の汚れを落とす
③新しいシャワーヘッドを右回りに回して取り付ける
④交換が完了したら、水漏れしないか水を出して確認する
また、節水や浄水効果のあるシャワーヘッド・シャワーホースへの交換を検討される方もいらっしゃいます。節水効果のあるものに交換した場合、以下のようなトラブルになる可能性があります。自宅のお風呂や給湯器で問題なく使用できるのか、確認してから交換できると安心です。
・給湯器がうまく作動せず水が出る
・水が逆流し、給湯器などが壊れる恐れがある(※)
※逆流防止機能に対応していない水栓に、止水ボタン付きのシャワーヘッドを取り付けてしまった場合
ヘッドとホースの接続部のあたりにメーカー名が書かれていることが多いため、同じメーカーで揃えたい方は確認してみてください。
収納スペースの追加
収納スペースの追加は、お風呂そのものを施工する訳ではないため、取り組みやすいDIYといえます。収納の増やし方はたくさんありますが、ここでは「物を浮かせる」ことを軸にアイデアを2つご紹介します。
・浴室内のタオルバーにS字フックでバスケットをかけて、その中にシャンプーなどを入れる
・マグネット式のフックやラックを使い、自分の手に取りやすい場所に収納を増やす
近年の浴室の壁には鋼板が使われているため、マグネットなどの磁石がくっつきます。収納スペースが増えるとともに、下に物を置かないことでカビやヌメリなどの汚れを防げるため、お風呂場を掃除しやすくなるでしょう。
浴室用壁紙でイメージチェンジ
浴室の雰囲気を変えたいときは、浴室用壁紙を活用するのがおすすめです。浴室用壁紙は、表面に防水防カビ加工を施したシートのことで、裏面がシールになっているため、DIY初心者の方でも取り扱いやすいアイテムです。
【シート状の壁紙の貼り方】
①貼る面の汚れを落とし、水分をしっかり拭き取る
②貼る場所より少し大きめにカットしたシートを、裏紙を少しずつ剥がしながら端から貼る
③はみ出た部分にクセをつけ、カッターでカット
直接壁に貼るやり方のほか、パネルにシートを貼り、そのパネルを壁に貼る方法もあります。いずれも壁の汚れをしっかり落としてから壁紙を貼らないと、内部でカビが発生してしまうので注意しましょう。
コーキングの充填
コーキングは壁や床の目地といった隙間などで埋める作業のことで、防水性や気密性を高めることを目的として行われています。
長年使用しているお風呂では、コーキングが剥がれたり、ヒビやカビが発生したりなどの経年劣化が起こります。このような劣化を放置すると隙間から水分が入り込み、内部の壁まで腐敗する恐れがあります。
自分でコーキングを打ち直すことも可能ですが、仕上がりが悪いと水漏れなどのトラブルの原因になるため、経験が必要です。自分で行う場合は注意点を理解し、練習をしてから取り組みましょう。
弊社にも「自分で直したけど効果が無かった」と、相談に来られた方がいます。コーキングは簡単そうに見えますが、水漏れの心配なく綺麗に施工するのは、専門業者でないと難しいDIYです。
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お風呂のリフォームでのDIYまとめ
お風呂のDIYリフォームについてご紹介しました。セルフリフォームで失敗した場合のリスクや想像よりも費用がかかってしまうことを考えると、専門の業者にお願いしたほうが安心です。
鈴与ホームパルではお客様のご予算や目的に合わせ、ご満足いただけるリフォームをご提案いたします。費用面で不安な方も、まずはお気軽にご相談ください。
お風呂リフォームの具体的な費用については以下の記事でご紹介しています。10~30万でできるリフォームも取り上げていますので、ぜひ参考にしてみてください。
お風呂のリフォーム、費用はどのくらい? 注目したい3つのポイント>>
10万から30万でどんなお風呂リフォームができる?費用を抑えるコツも解説>>
この記事のポイント | ・お風呂のDIYリフォームは失敗するリスクが高いため、 業者に依頼するのが好ましい ・シャワーヘッドの交換や収納ラックを設置するといった 手軽なものであればアレンジしてOK |
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