狭いお風呂はリフォームで広くなる?具体的な施工内容と目安のサイズ感をご紹介
「狭いお風呂を広くして、浴槽で足を伸ばせたらもっとリラックスできるのに…」と思っている方はいませんか?そんな方にぜひ知ってほしいのが、「狭いお風呂はリフォームで広げられる」ということです。
今回は、狭いお風呂を広くするときの具体的なリフォーム方法や、狭いと感じないユニットバスのサイズなどについてご紹介します。
快適なお風呂空間をつくるきっかけになれば幸いです。
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狭いお風呂をリフォームしたいきっかけとして多い理由
「狭いお風呂を広くしたい」というお客様に理由をうかがうと、以下のような回答をいただくことが多いです。
・湯船でのびのびと足を伸ばしたい
・小さい子どもがいるので洗い場のスペースを広げたい
湯船で足を伸ばしたいというご要望は、特に男性の方から多くいただきます。この場合、浴室の広さが「0.75坪」というケースが多く、0.75坪だと、成人男性が足を伸ばせる広さの浴槽を確保するのは難しいといえます。
ちなみに、「狭いお風呂をリフォームで広くしたい」と明確にご依頼いただくことは、それほど多くありません。しかし、「できれば広くしたいけれど、我が家のお風呂でもできるのかしら?」という方はけっこういらっしゃいます。
広くするリフォームのやり方がわかると、検討しやすくなりそうですね!
狭いお風呂を広くするリフォームはどんな内容があるの?
それでは、狭いお風呂を広くするときの具体的なリフォーム方法をご紹介します。
浴室を広くするときは、「間取りを変える」「浴槽側を外に広げる」「ユニットバスのサイズを工夫する」の3つの方法があります。ご自宅ではどの方法が合っていそうか、イメージしながら見ていきましょう。
間取りの変更
まずは、脱衣所や洗面所などお風呂と隣接するスペースを狭くして、浴室スペースを広げる方法です。脱衣所などの間仕切り壁を撤去・新設し、新しいユニットバスを設置して、内装を仕上げればOKです。
大掛かりな工事に感じるかもしれませんが、間仕切り壁は家の構造に影響しない壁であることが多いため、比較的スムーズに工事を進められます。
この方法の場合、浴室の入り口の段差をとったり、開き戸から引き戸にしたりと、入り口部分のリフォームも同時に行えるメリットがあります。
トイレや隣接する部屋もふまえて、お風呂・洗面所・トイレの空間を一新するケースもありますね。
浴槽スペースを増築・外に出す
脱衣所や洗面所の広さがない、狭くしたくないというときは、浴槽側のスペースを家の外側に広げる方法もあります。
外壁の一部分を壊し、せり出す部分の基礎を打ち、壁を張って内装を仕上げる、という流れになります。増築の部類に入りますが、増やす面積はそれほど多くありません。
狭いお風呂を広くするリフォームでは、「0.75坪」の浴室を「1坪」に広げることが多く、この場合、増える浴室の面積は40cm程度です。
その分だけ、壁の外側にせりだすイメージとなります。
この方法は戸建ての場合に限りますが、間取り変更ができないときにおすすめです。
浴室を拡張しやすいユニットバス製品を選ぶ
もう1つの方法として、今より大きいユニットバスに交換する方法があります。昔と比べて今は、ユニットバスのサイズのバリエーションが増えています。メーカーによっては、浴室の拡張リフォームに合うように設計された商品を展開していることも。
そのため、ユニットバスと家の躯体の間に隙間があれば、ひと回り大きなユニットバスを入れることができるのです。
浴室の点検口から、どの程度ゆとりがあるか確認しながら進めていきます。図面があると正確に把握しやすいため、あらかじめ用意しておくとスムーズでしょう。
間取り変更や増築と比べて広がる面積は少なめですが、この方法であればユニットバスの交換だけで済みます!
お風呂を狭い・小さいと感じないサイズは「1616」
浴槽で足を伸ばしたいときは、浴室の面積として「1坪」程度が必要になります。1坪あれば、お風呂が狭いと感じることは少ないでしょう。
以下の表のように、1坪の内寸は「1600cm×1600cm 」となります。
サイズ | 浴室の坪数 | 浴室内寸 (奥行き×幅) |
1216 | 0.75坪 | 1200×1600 |
1317 | 0.75坪 | 1300×1700 |
1616 | 1坪 | 1600×1600 |
1717 | 1坪 | 1700×1700 |
1618 | ※1 | 1600×1800 |
1620 | 1.25坪 | 1600×2000 |
1624 | 1.5坪 | 1600×2400 |
1818 | ※1 | 1800×1800 |
※1:メーターモジュールサイズ
このサイズはユニットバスの規格サイズにも用いられ、頭二桁をとって「1616」と呼ばれています。比較的新しめの住宅、浴室では、戸建て・マンションともに「1616」が導入されていることが多いです。
一方、在来浴室や中古住宅などの浴室では、「1216」が採用されていることが少なくありません。そのため、お風呂を広くするリフォームでは、「1216」から「1616」のユニットバスに変更するパターンが多いです。
このほか「マンションリモデル」というマンション仕様のサイズも存在するので、マンションの場合はあらためてリフォーム会社の人に尋ねてみるといいでしょう。
ユニットバスのサイズについてもっと詳しく知りたい方は、こちらのページをご覧ください。
【関連記事】
お風呂リフォーム、ユニットバスのサイズの選び方と注意点をご紹介>>
狭いお風呂を広くしたリフォーム事例
最後に、狭いお風呂を広くしたリフォームの施工事例をご紹介します。費用感も併せてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
施工事例①
変更したお風呂のサイズ | 「1317」のユニットバス→「1616」のユニットバス |
リフォーム方法 | 間取り変更 |
かかった費用 (ユニットバス本体+工事費用) | 150万円程度 |
築30年ほどの戸建てのお客様です。既存のユニットバスには、珍しい「1317」サイズが採用されていました。
洗面所側に少し広げれば「1616」が入ることがわかりましたので、洗面所側に20〜30cmほどセットバックして浴室を広げ、「1616」のユニットバスを設置しました。
ユニットバスが100万円程度でしたので、工事費としては50万円くらいです。
施工事例②
変更したお風呂のサイズ | 「1216」のユニットバス→「1616」のユニットバス |
リフォーム方法 | 増築 |
かかった費用 (ユニットバス本体+工事費用) | 160万円程度 |
築30年超の戸建てのお客様です。「湯船で足を伸ばしてゆったりしたい」というご主人の強いご要望で、リフォームが決定しました。
脱衣場を広げることができなかったため、増築でのリフォームをご提案。外壁や基礎の工事をはじめ、せり出した部分に屋根を追加し、窓も設置しました。
こちらも、ユニットバスは100万円程度でしたので工事費は60万円くらいです。間取り変更の場合とそう変わらない金額で行えました。
ケースによりますが、増築の場合も費用を抑えることができるので、お気軽にご相談ください。
\累計施工実績30,000件以上!/
狭いお風呂を広くするリフォームまとめ
新築時であれば浴室の設計も自由に行えますが、中古住宅の場合は、どのように浴室スペースを広げたらいいのかわからないことも多いものです。
しかし、今回ご紹介したような方法でスペースを広げることは可能です。お風呂時間をさらに充実させたいときは、一度ご検討してみてはいかがでしょうか。
また、浴室はデリケート空間ですから、現場管理も重要です。鈴与ホームパルでは、工事の仕上げや片付けにも細心の注意をはらいます。
裸足で歩いて問題ないかなど、私たちリフォームアドバイザーが確認・清掃してからお引き渡しするので、リフォーム後も安心してお風呂をお使いいただけます。
寒さの観点から、逆にお風呂を狭くしたいということもあるでしょう。狭くするリフォームももちろん可能なので、お気軽にご相談ください。
この記事のポイント | ・足を伸ばしたいことから、狭いお風呂をリフォームする方が多い ・狭いお風呂を広くするには、間取り変更や浴槽部分を外に広げる工事が多い ・1616のサイズだと、 お風呂を狭い・小さいと感じる心配はない |
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