COLUMNリフォーム豆知識
玄関・サッシ 2024.09.20

雨戸を後付けする価格の目安やDIY可否を解説

雨戸を後付けする価格の目安やDIY可否を解説

雨戸は台風や強風から窓を守り、防犯性を高める重要な役割を果たします。雨戸は後付け可能ですが、住まいの環境によっては設置できないケースもあります。また、設置を考えている際には、本当に設置が必要なのかも併せて確認しておきましょう。

この記事では、雨戸の後付け可否や、必要性といった基本情報を紹介します。費用の目安、DIYの可否についても解説しますので、雨戸の設置を検討されている方は参考にしてみてください。

【この記事でわかること】
◎雨戸の後付けの可否
◎後付けできる雨戸の種類と費用相場
◎雨戸を後付けする際の注意点

雨戸は後付けできる?

一般的な戸建住宅であれば、雨戸の後付けは可能です。しかし、以下のようなケースでは後付けが難しい場合があります。

・マンション:窓と外壁が「共用部分」にあたるため、住人が自分でリフォームできません。
・窓の形状やスペース:外壁から突き出した出窓や、窓周りにレールを設置する余地がない場合は設置が難しくなります。

これらの条件に該当する場合は、専門家に相談したうえで代替案を検討しましょう。

雨戸の後付けは本当に必要か?

雨戸は設置費用や修理費用がかかり、開閉の手間や強化ガラス・防犯ガラスで代替できると考える人もいるため、設置しなくてもよいと判断されるケースも少なくありません。

しかし、どれだけ強度の高い窓ガラスでも、台風時の飛来物などによる破損のリスクはあります。そのため、台風の時でも安心して過ごしたいのなら雨戸の設置が効果的です。

さらに、雨戸には防犯性・断熱の向上や遮光効果といったメリットもあります。例えば、雨戸を閉めることで窓の外からの日差しをカットすれば、朝でも寝室を暗く保ち、ゆっくりと睡眠をとることができます。

鈴与ホームパル

故障したり塗装がはがれたりしてしまった際は修繕・交換費用が発生することはありますが、メンテナンス費用が発生することは少ないです。

後付けに対応している雨戸の種類と費用目安

以前は折れ戸やルーバータイプの雨戸も使用されていましたが、最近では引き戸もしくはシャッタータイプが主流です。それぞれの特徴と費用目安は以下のとおりとなります。

引き戸7~15万円
シャッタータイプ手動:15~20万円
自動:25~40万円
※工費を含みます

以下で、それぞれの特徴と費用の目安を紹介します。

引き戸

画像引用元:ラインアップ | マドリモ シャッター・雨戸 | 商品を探す | YKK AP株式会社

引き戸は横にスライドさせて引き出したり収納したりするタイプの雨戸です。シンプルな構造で最も安価なため、設置費用を抑えたい方にもおすすめです。

ただし、 窓の左右どちらかに収納スペースが必要となり、雨戸を締めきってしまうと真っ暗になってしまいます。

また、外に張り出しているため、外観のデザインにも影響しやすく、最近の新築物件では徐々に採用されなくなってきています。なお、後付けする場合の費用の目安は7~15万円程度です。

シャッタータイプ

シャッターは上下に開閉するタイプで、上部にあるシャッターケースから取り出して収納することからすっきりした見た目が特徴です。引き戸に比べて費用は高額になりますが、開閉の手軽さを理由に選ぶ人もいます。

開閉方式は手動と電動の2種類があり、電動タイプはリモコンで操作できるため窓を閉めたままでも家の中から操作できます。ただし、電動は構造が複雑で、費用が高くなりやすい点に留意しておきましょう。

後付け費用の目安は、手動が15~20万円、電動が25~40万円程度です。設置費用を安く抑えたい場合は手動タイプが最適ですが、利便性を重視する場合は電動タイプもおすすめです。

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開閉の容易さを考えるとシャッタータイプがおすすめですが、台風時の使用が主となる場合など使用頻度が少ないようでしたら引き戸タイプを検討するといいでしょう。

雨戸を後付けする際の注意点

雨戸を後付けする際の注意点として、以下の2点を紹介します。

・2階の場合は別途費用が発生する
・DIYの対応はリスクが伴う

それぞれ見ていきましょう。

2階の場合は別途費用が発生する

2階の窓に雨戸を後付けしたい場合は足場の設置が必要になるため、足場代として6〜8万円ほど発生します。目安としては、5メートル以上の場所に雨戸を設置する場合は足場がひつようになるケースが多いです。

ただし、設置する場所の環境によっては、はしごで済む場合もあります。気になる人は一度現場を見てもらいましょう。専門家の判断を仰ぐことで、不必要な費用を抑えることができる可能性があります。

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例えば外壁など、足場が必要なリフォームを検討している場合は、同じタイミングで行うのがおすすめです。

DIYの対応はリスクが伴う

雨戸の設置はDIYでも対応できますが、難易度が高くリスクを伴うためおすすめできません。例えば雨戸を後付けする際は、下地工事として外壁に穴をあける必要がありますが、初心者が行うと外壁の劣化や雨漏りにつながる可能性があります。

また、正確な寸法を測らないと設置がうまくいかず、誤った場所に穴をあけてしまうリスクも高くなります。これらのリスクを避けるためにも、基本的にはリフォーム業者に依頼しましょう

雨戸の後付けに関するまとめ

雨戸は基本的に後付けができます。

種類としては、引き戸かシャッタータイプが主流です。シャッタータイプの方が費用は高くなるものの、外観に影響が少なく開閉も簡単です。このように何を重要視するかによって最適な選択肢が変わってくるため、事前に雨戸に求める条件を決めておくとスムーズです。

また、雨戸の設置が必要かどうかは、家の環境や暮らし方によっても大きく異なります。具体的には台風や強風の多い地域、防犯対策が必要なエリア、遮光や断熱性能の向上を求める場合などは、雨戸の設置を積極的に検討する価値があるでしょう。

雨戸の後付けに関する相談は、ぜひ鈴与ホームパルまでお問い合わせください。専門知識を持つスタッフが、住まいの環境に合わせて最適な提案をさせていただきます。安全で快適な住環境づくりのために、ぜひ専門家のアドバイスをご活用ください。

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