キッチンリフォームはDIYでできる?簡単なDIYでキッチンの雰囲気を変えよう
キッチンは毎日使う場所であるため、「古くなって汚れが目立つ」、「もっと収納を増やしたい」、「雰囲気を変えたい」などのお悩みから、リフォームを検討される方も多くいらっしゃいます。
しかし、リフォームにあたって費用面が気になりますよね。近年のDIYブームもあり、テレビやSNSで素敵にアレンジされた写真を目にすることも多く、「自分でもやってみたい」と思う方もいるかもしれません。
そこでこの記事では、キッチンリフォームのDIYについてご紹介します。DIYができる部分とできない部分があるため、トラブルが起きないように確認しておきましょう。
そもそもキッチンのリフォームは自分でできるの?
いざキッチンのDIYを始めようと思ったものの、どこから手を付けたらいいか、初めてDIYする方は分からないことも多いですよね。
まずは、キッチンをDIYしてリフォームできるかどうか、業者に依頼した場合の費用感について確認していきましょう。
できる場所とできない場所がある
キッチンのリフォームでは、DIYができる場所とできない場所があります。とくにコンロまわりはDIYをするのを避けるようにしましょう。これは、DIYしたことが原因でトラブルになる可能性があるためです。
壁紙にウォールステッカーやリメイクシートを貼る、収納スペースを増やす、といったコンロまわりを避けたDIYであれば問題ありません。リフォームしたいと考える場所に応じて、業者への依頼を検討するようにしましょう。
業者に依頼した場合の費用相場
キッチン全体のデザインを変えたい、使い勝手を良くしたいなどの場合は本体の交換が必要ですが、DIYでは本体の取り付けは難しいため、業者に依頼する必要があります。
リフォーム内容 | 費用相場 |
システムキッチンの交換のみ (床や壁の仕上げ工事含む) | 100万円 |
システムキッチン本体のみの交換は、100万円程度が目安になります。解体費用も含まれる形になりますが、内装やレイアウトも変更する場合は費用がプラスされるようなイメージです。
自分が抱えているお悩みがDIYで解決できるものか、リフォームの必要があるものかを踏まえて、判断しましょう。
キッチンリフォームでDIYできる箇所
キッチンでDIYができる場所は壁、収納、床の3箇所です。それぞれどんなDIYのアイデアがあるのか、やり方を見ていきましょう。
壁
簡単に壁をイメージチェンジできる方法として、リメイクシートがあります。リメイクシートとは貼って剥がせるシートのことで、表面が水に強い素材になっているため、キッチンまわりにも取り入れやすいアイテムです。
リメイクシートは、マスキングテープと両面テープを使って貼ることが可能です。
【貼り方】
①まず、リメイクシートを貼りたい壁にマスキングテープを貼ってみて、壁が剥がれてしまわないか確認する
②リメイクシートを貼りたい範囲にマスキングテープを貼る
③貼ったマスキングテープの上に両面テープを重ねて貼る
④両面テープの接着面を出し、リメイクシートを貼って完成
DIYの範囲が広く、リメイクシートを貼ったときのつなぎ目が気になる、ヨレが気になるなどの理由で上手に貼れない場合、壁に直接ペンキを塗る方法もあります。賃貸の場合では、原状回復を契約書で定めていることが多いため、元に戻しやすいリメイクシートを使うほうが手間もコストもかからないため、安心してDIYできるでしょう。
広範囲に貼るのが難しい場合は、一部分に貼ってイメージを変えられるウォールステッカーがおすすめです。
収納
キッチンのお悩みとして「収納が足りない」というご相談も少なくありません。お子様の成長などの家族構成の変化によって、悩まれる方も多いのではないでしょうか。
そこで、身近に手に入れやすい突っ張り棒とカラーボックスを使用し、手軽に収納スペースを増やせるDIYを紹介します。
・突っ張り棒
壁の間に突っ張り棒を設置し、S字フックをかけるだけ。使用頻度の高い調理器具をかけると、すぐ手に取ることができるため、調理がスムーズになります。
・カラーボックス
大きめのカラーボックスを複数個用意し、その上に天板を乗せて固定することで、簡単にキッチンカウンターが作れます。収納が増えるうえに、ちょっとした物が置けるスペースにもなります。
ただし、カラーボックスと天板だけでは耐久性が高いとは言えないため、必ず補強をするようにしましょう。
最近ではアイアン調やアンティーク調、ブラックカラー、シルバーカラーなどのお洒落な突っ張り棒も販売されています。キッチンの雰囲気に合わせて選ぶことが可能です。
床
長年使っているキッチンでは、経年劣化によってフローリングが剥がれてしまったり、床に傷がついてしまったりしていることも少なくありません。
劣化した床自体を変えるのは費用や時間がかかりますが、クッションフロアやフロアタイルを敷く方法であれば、簡単に見た目を綺麗にでき、物を落としたときの衝撃を緩和する効果も期待できます。
【貼り方】
①クッションフロアを仮敷きする
②余分な部分をカットする
③1枚目のシートに沿って基準線を引く
④2枚目以降も1~3と同じように進める
⑤床面に両面テープを貼り、クッションフロアを貼る
⑥継ぎ目部分をカットして整えたら完成
また、フロアタイルであれば敷くだけで完成するため、初心者でも簡単にイメージチェンジができます。賃貸にお住まいの方でも取り入れやすいでしょう。
キッチン本体の収納が引き出しタイプで、開けたときにクッションフロアに引っ掛かってしまう場合があります。敷く前に、引き出しをスムーズに開けられるか確認しましょう。
キッチンリフォームでDIYできない箇所
DIYを行なった結果、失敗したり故障したりすると、余計に費用が膨らんでしまうため、無理に自分でやろうとせず、業者に依頼するようにしましょう。ここからはキッチンリフォームでDIYができない場所をご紹介します。
シンクの交換
長年使ったシンクは、サビや変色などの劣化が気になるところです。シンクだけなら自分でも交換できそうですが、天板にビスで固定されていることも多いため、DIYは難しいでしょう。
また、システムキッチンの場合、組み立ては専門業者が行う決まりがあります。無理にシンクの交換を自分で行い、誤って穴を開けてしまう可能性もあるため、業者に依頼するようにしましょう。
ビルトインタイプのガスコンロの交換
テーブルタイプのガスコンロであれば自分での交換も可能ですが、ビルトインタイプのガスコンロの交換は、業者に依頼するようにしましょう。
ビルトインタイプのガスコンロを設置する際、新しいガス管につなぐ必要があるのですが、これは有資格者による施工が法律で決められています。何かあってからでは大変危険ですので、自分で交換するのはやめましょう。
水や火を扱う設備のリフォームは自分で行わず、必ず資格を持った専門業者に任せましょう。
キッチンリフォームにおけるDIYまとめ
今回はキッチンのリフォームでDIYができる場所、できない場所をご紹介しました。収納を増やしたり壁紙を変えたりするDIYであれば簡単かつ、手軽に印象を変えることができます。
キッチン本体の不具合や使い勝手に不満を感じる場合は、鈴与ホームパルにぜひ一度ご相談ください。お客様のお悩み、ご予算に合わせて最適なご提案をさせていただきます。
この記事のポイント | ・キッチンはDIYできる場所とできない場所がある ・壁、床、収納スペースであればDIYができる ・シンクやビルトインタイプのコンロなど 設備のDIYはできないため、業者に依頼する |